『本の雑誌』のゴーストライター特集を読んで若山富三郎の小説『ゼロの暗殺者』を思い出す。最後に代筆者の名前を明かす豪快仕様なんだけど、「私は米澤さんをゴーストライターとは呼びたくはない。これは、私と米澤さんとの共同作品なのである」と…
夏コミC96で頒布される『昭和幻景』、いまや幻の遊廓劇画『玉割り人ゆき』(三木孝祐・松森正)について書きました。性の仕事師を主役にした哀しく美しい傑作であり、単行本未収録ふくめた全24話の解説や映画版との比較を7000字でじっくり…
玉割り人ゆき全24話|朱雀野心中|間夫|茶事合|別れ線香|仕末屋|ころがし|陰間|初筆会|御刺身客娼|心中立|花訴文|菊頂喜|廻輪音狂女|廓盗り|はしりがね|足の八文字|乱れ雪|妻恋い譜|石地蔵|雇女|花七日|献身婦|写し絵|なさ…
美味しんぼに「ワサビを醤油に溶かすのはダメ」という回があって世の中に広まったけど、味いちもんめではマナー講師の主張を「お好みでかまわないので」と否定してた。
ハコヅメ初回の「どうしてルールは守らないといけないんですか?」に対する答え、あらためてグッときてしまう。
生まれてきた子をチェ・ゲバラにちなんでチエと名づけたことでおなじみ連合赤軍劇画「子連れ女豹ゲバルト・みよこ」、クライマックスで機動隊に突っ込むところの「カアチャンがんばれーっ」もインパクトある。
Kindleの読み放題に実話マンガが山ほどあって弘兼憲史そっくりの感動作と再会した。
何年か前に漫画アクションで読んだ教師と生徒がそういうことになってラジオから流れてた鶴光のせいにする短編が衝撃だったんだけどKindleで再会したらやっぱり衝撃だった。
『必殺仕置人大全』の書影が公開されました。中村主水50周年にふさわしい写真をドーンとセレクト。よろしくお願いいたします。
『週刊サンケイ臨時増刊 全調査・連合赤軍の真相』を古本屋で買う。ページをめくってまず目に飛び込む生頼範義の総括イラストがめちゃくちゃ怖い。麻雀劇画の鳴島生による「女将軍・永島みよこ」もえぐい(原作の朽木多加志は、のちの作家・峰隆一…
実録犯罪2時間ドラマ6本(『戦後最大の誘拐 吉展ちゃん事件』『深川通り魔殺人事件』『密約 外務省機密漏洩事件』『滋賀銀行九億円横領事件 女の決算』『ザ・スキャンダル』『宣告』)を収録したDVD-BOXのジャケットがシンプルな禍々し…