なんで今まで読んでなかったのかと不思議だけど、百合の日だし(もう終わりました)ワカンダドーラミラージュ百合コミックを読むか。本誌ブラックパンサーの「A Nation Under Our Feet」の前日譚なのねコレ
日系二世で構成され、トルーマンやクリントンに勲章を授与された部隊は有名だが、兵役を拒否した人々もいた。「俺はアメリカ人としてなら喜んで戦うつもりだが、家族が鉄条網の向こうに押し込められているのに、監視塔にいる兵隊と同じ制服を着て戦える訳ないだろう」と…
設問27は自分達を鉄条網の向こうに隔離した国に対して命を投げ打って奉仕する事を誓わせ、設問28はなお悪い事に、「日系人だから天皇を崇拝している」という偏見に満ちた前提に基づいており、YESと答える事は持ってもいなかった日本への忠誠心を「捨てる」事に同意する事を意味している。
もちろん、こういう扱いを受けた人が全員「献身的なアメリカ市民としての姿を見せて理解を得よう」なんて思える訳もなく、収容所内で日の丸の鉢巻を付けて「バンザイ」と叫ぶ二世グループも出てくる。一方で三世の子供達は、戦争ごっこで「日本人の役は嫌だ!アメリカ兵の役がやりたい」と不満を言う…
「今日私は、請われてここに来ました。私達の社会を変えようとする者達について、警告するようにと…。 しかし、私は絶対にそんな事は言いません。この国はより良き社会を求める人々によって作られました。 現状とは、侵されざる聖域ではありません。そしてこれからも、決してそうなる事はありません」
これは小学校教師の鑑
未読者にもワンピースの世界観が分かりやすいコマ4+1選
「僕は阪神タイガースファンなんですよ」 「まあ!それを言う時は場所を選んだ方がいいですよ!権力者達には読売ジャイアンツのファンが多いんですから!」 アメコミの日本描写でも相当面白い場面の一つ、野球ディストピア国家日本
どうでもいい話なんだけど、「私でも強くなれますか?」の数ページだけ妙に有名な朝昇さんはかなりの強キャラで、 主人公に負けた後も噛ませ犬化せず、実力者の面目を保ち続けている極めてタフな格闘家である事は非読者にあまり知られていない
始まって最初の3コマがこれ #まんがで大切なのはスピード感
「グリモア・ノワール」面白かった。300年前に魔女裁判で11歳の少女が生きたまま水死させられて以来、女性だけが何かしら魔法を持って生まれるようになった町。魔女達が権力を握るようになった街で起きる失踪事件の謎を追う、ファンタジーミステリ。ぼくこういう特殊設定ミステリ大好きなんですよ。
ボーボボ、左右のどっちかからビュティが勢い良く突っ込んでる場面が分かりやすいパブリックイメージとして確立されてるけど、実際ギャグ漫画としては微妙に冷たい反応をおり混ぜてくる時が緩急あって一番面白いんだよな (残念ながら後半に進むに従って塩対応が減ってしまうが……)
ワンピース、主人公がアウトローであるからにはそれなりに反権力、反権威の理由付けが描かれるとは思ったけど、想像以上にディストピアで怖い。軍警察的な海軍士官や公務員サイドにも正義の味方っぽい人割と出てくるけど、やらされる仕事が「歴史学者の殲滅」だったりして無情過ぎる