キルモンガーのオリジンに深く関わるのはキングピン、ブルズアイ、ブラックウィドウなど。それぞれ理不尽さ、恐ろしさ、冷酷さが色濃く出ていて良い。ミュータントも登場するが、ギリギリ「犯罪モノ」の枠内に収まるリアリティラインのキャラ選出
X-MEN系列の「ファイヤスター」読んだ時に、娘が寄宿学校から帰ってきても余所余所しい父親が、「私がミュータントだから触るのも嫌なのか」と指摘されると「その恐ろしい言葉を使わないでくれ」と彼女を直視せず逃げを打つ場面読んで、あーこれカミングアウトの話だな……と思ったのを覚えている
子供を突然失った夫婦を描く短篇アニメ映画「愛してるって言っておくね」観た。娘が存在した頃の明るい思い出は今や過去の幽霊になり、意気消沈して抜け殻になった二人を色を失ったモノトーンの絵柄で表現する、短いながらも忘れ難い作品だった。銃乱射が起きる学校に掲げられたアメリカ国旗が痛烈だ
吉田大八監督のサイコサスペンス映画「羊の木」観た。仮釈放者を地方に定住させる試みにより、殺人の前科を持つ6人もの男女を受け入れる事になった田舎町。計画担当者の市職員、月末の周囲で静かに起きる異変を緊張感たっぷりに描く。小説原作だと思い込んで観ていたので、クレジットで大変驚きました
ずっと気になってたけど、「みどりのマキバオー」って初期は馬と人間は会話できてなかったよね?わざわざ吹き出しを二重にして人間に理解できない馬語を人語を区別してたし、そのせいで意思疎通に苦労していたのに、いつの間にかどの馬も人間と話すようになった気がする……
これは小学校教師の鑑
未読者にもワンピースの世界観が分かりやすいコマ4+1選
「僕は阪神タイガースファンなんですよ」 「まあ!それを言う時は場所を選んだ方がいいですよ!権力者達には読売ジャイアンツのファンが多いんですから!」 アメコミの日本描写でも相当面白い場面の一つ、野球ディストピア国家日本
どうでもいい話なんだけど、「私でも強くなれますか?」の数ページだけ妙に有名な朝昇さんはかなりの強キャラで、 主人公に負けた後も噛ませ犬化せず、実力者の面目を保ち続けている極めてタフな格闘家である事は非読者にあまり知られていない
始まって最初の3コマがこれ #まんがで大切なのはスピード感
「グリモア・ノワール」面白かった。300年前に魔女裁判で11歳の少女が生きたまま水死させられて以来、女性だけが何かしら魔法を持って生まれるようになった町。魔女達が権力を握るようになった街で起きる失踪事件の謎を追う、ファンタジーミステリ。ぼくこういう特殊設定ミステリ大好きなんですよ。
ボーボボ、左右のどっちかからビュティが勢い良く突っ込んでる場面が分かりやすいパブリックイメージとして確立されてるけど、実際ギャグ漫画としては微妙に冷たい反応をおり混ぜてくる時が緩急あって一番面白いんだよな (残念ながら後半に進むに従って塩対応が減ってしまうが……)
ワンピース、主人公がアウトローであるからにはそれなりに反権力、反権威の理由付けが描かれるとは思ったけど、想像以上にディストピアで怖い。軍警察的な海軍士官や公務員サイドにも正義の味方っぽい人割と出てくるけど、やらされる仕事が「歴史学者の殲滅」だったりして無情過ぎる