ジェーンがソーを引き継いだ際、はじめ読者にも作中人物にも正体を伏せていた為、どうしても自分の代わりにハンマーを持った女性の正体を知りたくてソーが容疑者リストを作るのだが、普通にロキも入っているのが面白い。ジェンダーレス!
アーティストのリー・アブレゴはこれがコミックのデビュー作らしいが、大人しくて引っ込み思案な妖精のウィステリアの表情をはじめ、描き込みが細かくて繊細。とても印象に残った。他のキャラクターもよく個性が出ている。もっと彼女の作品が読みたいと思わせられました
アメリカ・チャベス、前は「別アース出身」という設定だったけど、今は両親と妹を一度に失ったショックに加えて、幼さから自分が置かれていた境遇(隔離された実験施設)が理解出来ず、「別世界から来た」と夢みたいな話をでっち上げてしまったという真実が明かされたのだが……
「ヴィジョン、復帰したなんて嬉しいわ」 「私は前のヴィジョンの再構成なんで貴方が知る人とは別人なんですよ。貴方が前の人ぶっ壊してくれなかったら私は存在しなかった事になります。ありがとう」 「どう……いたしまして」
これは小学校教師の鑑
未読者にもワンピースの世界観が分かりやすいコマ4+1選
「僕は阪神タイガースファンなんですよ」 「まあ!それを言う時は場所を選んだ方がいいですよ!権力者達には読売ジャイアンツのファンが多いんですから!」 アメコミの日本描写でも相当面白い場面の一つ、野球ディストピア国家日本
どうでもいい話なんだけど、「私でも強くなれますか?」の数ページだけ妙に有名な朝昇さんはかなりの強キャラで、 主人公に負けた後も噛ませ犬化せず、実力者の面目を保ち続けている極めてタフな格闘家である事は非読者にあまり知られていない
始まって最初の3コマがこれ #まんがで大切なのはスピード感
「グリモア・ノワール」面白かった。300年前に魔女裁判で11歳の少女が生きたまま水死させられて以来、女性だけが何かしら魔法を持って生まれるようになった町。魔女達が権力を握るようになった街で起きる失踪事件の謎を追う、ファンタジーミステリ。ぼくこういう特殊設定ミステリ大好きなんですよ。
ボーボボ、左右のどっちかからビュティが勢い良く突っ込んでる場面が分かりやすいパブリックイメージとして確立されてるけど、実際ギャグ漫画としては微妙に冷たい反応をおり混ぜてくる時が緩急あって一番面白いんだよな (残念ながら後半に進むに従って塩対応が減ってしまうが……)
ワンピース、主人公がアウトローであるからにはそれなりに反権力、反権威の理由付けが描かれるとは思ったけど、想像以上にディストピアで怖い。軍警察的な海軍士官や公務員サイドにも正義の味方っぽい人割と出てくるけど、やらされる仕事が「歴史学者の殲滅」だったりして無情過ぎる