精神病院を舞台にした「In the flesh」は、身体の中に蜘蛛が巣食っていると信じる女性が主人公の、珍しくホラーなムードの作品。グウェンを失ったばかりのスパイダーマンもどこか暗さを漂わせている。人生の苦痛によって傷付いた人々の一瞬の交錯をDKRのインカー、クラウス・ジャンソンが印象的に描く

ラストを飾る「With great power...」は、ニール・ゲイマンの個人的な体験を元にしたと思われる、幻想に溢れた作品。イギリスの田舎で、白黒のスパイダーマンのコミックを夢中になって読んだ少年は、大人になってニューヨークで再びスパイダーマンに出会う。これも大変な名作で、マストリード。

パープルマンの被害に合わなかった世界のジェシカ・ジョーンズ、ほとんど別人。同じパワー持ってるのに刺々しい所が無く優しい。外出るんだったら少しメイク見た目整えたら、と薦める彼女に、「私もう他人から思われようと気にしない事にしたから」と話すジェシカ。トラウマが如何に人を変えるか。

「墓に一緒にアントマンスーツ埋める訳ねえだろ!あの世で小さくなる為に使うのか?!」 はい、ごもっとも

新しいサンダーボルツのメンバーで気になったのはパープルガール。キルグレイヴに娘がいたのかーと思ってググったらアルファフライトのメンバーだったらしい。 アルファフライト、大半が電子書籍化されてないから読むのがちょっと面倒だな。