はるがきても ねこいたさんはおててがかけません そのとき ねこいたさんは きづきました 「じぶんだから だめなのでは」 のうりょくのげんかいは のうによってきまります それは おててをかくのもおなじです あたまのはたらきのよわいねこいたさんには そもそもげんかいがあるのです


ねこいたさんは かなしみました そしてうらみました じぶんをつくったかみさまを どりょくすればむくわれるとふいちょうするせかいを なによりおろかでむのうなじぶんじしんを じぶんをむしして どりょくすればせいこうすると ふいちょうするせかいへのふくしゅうをちかいました


どれだけどりょくしても むくわれないにんげんがここにいるとみせつけるように ねこいたさんはおててをかきつづけました みじめでかなしくてずっといかりながらかきつづけました ただただむくわれない"どりょく"をみせつづけました ねこいたさんは おててが かけませんでした

