「アムロの役をものにできず苦悩する若き日の古谷徹氏を、富野監督が腹パン&顔面パンチをかまして、『殴ったね』『二度もぶった』を言わせる」という荒唐無稽なもので、(ただし見事な迫力で魅せてくれる)、あくまで「フィクションだよ」というのを、一話目でちゃんと伝えている。
さらには「ガンダムを創った男たち」で再編集された際、丁寧な解説ページも作り、史実と本編との差を説明し、劇中にも登場するアニメックの小牧編集長などの寄稿も加え、「エンタメ・ギャグ漫画としてあえて史実と異なる描写をしている」ことを、前後編でしっかり解説しているのね。
そもそも他にも、 「ランボルギーニを乗りこなす美男子の安彦良和」 「なぜか町工場で旋盤機を回しデザインをする大河原邦男」 「そもそもガンダム製作時はまだスキンヘッドじゃない」 などなど、いわゆる「漫符」表現としてわかりやすく見せているのよ。
なので、「イデオンをスポンサーを騙して企画を通した」も、例によっての「演出」であり、実際はさすがにそこまではしてねぇだろというのは、その前段階を見ていたらわかるようになっているんだが、そこだけ抜き出すと、「これが史実」と思ってしまうものなのだろうと。
むしろ「スポンサーをだまくらかした」、正確に言えば「スポンサーのオーダーを受け容れつつ、見せるべきものを通した」というなら、「敵メカは商品化しないので自由にやっていい」という言質をとって、「ザク」を生み出したとかのほうが、「っぽい」のよね。
「名作とは、読み直すたびに新たな気づきを覚えるものである」なんて言うが、「こち亀」のこのシーンは、大人になってから痛いほど「わかって」しまったなぁ・・・w
「こち亀」が今も連載中なら、絶対ウマ娘を扱った回があったろうなとは言われるのだが、両さん、ギャンブルとしても好きだが、まず競走馬ちゃんと好きなので、引退後の競走馬が別名義になっても全員顔で見分けがつくほどだから、意外と感動話とかできそうよね。
異世界だって税金はある(1/4)
そういえば先日「逃げ上手の若君」の小笠原貞宗の話をしたら、従来の歴史クラスタだけでなく、弓道クラスタや茶道クラスタ、さらには接客業クラスタまでもが現れ、小笠原殿どんだけ後世に足跡残したんだと驚いたw
これはね、私は前々から言っているのですが、のび太の息子のノビスケが、のび太とビジュアルは同じなのに、強気なわんぱく少年なのは、しずかちゃん似だったのだろうな、とw >RT
「ジョジョ」、トニオさんのお店での億康の言動によって、 「温泉旅行に行ったことがある」 「自宅で映画や洋楽やバラエティ番組やマンガを楽しむほどの余裕がある」 「高級料理を味わえる舌(貧乏舌ではない、食育が施されている)」 「それらを表現する語彙力を育まれる」 環境にあったのよな。
まぁ信じがたい話なんですが、消費税の導入は、「賛成する者」も多かったんですな。その前にあった「物品税」というのが絡んできまして・・・「ちびまる子ちゃん」の「フランス料理を食べに行こう」の回に出てきたアレです。
よく「こち亀の名言」的なのが紹介されることがあるが、こういう「両さんのツッコミ」を見ると、今の時代こそ必要な作品だったのかもしれないと思ってしまう。