しずかちゃんのパパは、職業は不明ながら「書斎を持ちパイプを吹かす」など、紙巻たばこのチェリーを愛飲するのび太のパパと比べてあきらかに「上流」感を漂わせている。 さらには親戚に美術評論家もいる。
しずかちゃん自身もバイオリンをたしなみ、ピアノのおけいこをしているなどと、芸術系に理解のある家庭であり、ちなみにバイオリンは母親も嗜んでいたらしい。 芸術系、知識階級の家で、農村ヒエラルキーに該当しない特権階級だったのだろうと。
さらに考察すると、のび太はちょくちょく自らの一族の過去に飛ぶが、父、祖父、曽祖父の時代はジャイアンスネ夫の先祖らしきものが絡むが、しずかの先祖らしきものはいない。「赤い靴の女の子」ノンちゃんの時も、幼少期のしずかちゃんはいなかった。
しずかちゃん、というか源家は、「比較的近年、のび太の住む街に移住してきた」家だったのかもなぁと。 「ドラえもん」連載開始時、都心の土地開発が加熱し、郊外にまとまった邸宅を求めた上流階級者の家庭。 「ただの金持ち」の骨川家とは、「格」が異なる。
こういったところから考えると、 「常にのび太をハブるスネ夫(階級が下の者を入れると自己の地位も下がる)」 「本当に困った時はスネ夫ではなくのび太に頼るジャイアン(同階級の者に弱みを見せられない)」 「外部の敵が現れた時は一致団結する」 も、そういう社会構造が透けて見える、と・・・
「名作とは、読み直すたびに新たな気づきを覚えるものである」なんて言うが、「こち亀」のこのシーンは、大人になってから痛いほど「わかって」しまったなぁ・・・w
「こち亀」が今も連載中なら、絶対ウマ娘を扱った回があったろうなとは言われるのだが、両さん、ギャンブルとしても好きだが、まず競走馬ちゃんと好きなので、引退後の競走馬が別名義になっても全員顔で見分けがつくほどだから、意外と感動話とかできそうよね。
異世界だって税金はある(1/4)
そういえば先日「逃げ上手の若君」の小笠原貞宗の話をしたら、従来の歴史クラスタだけでなく、弓道クラスタや茶道クラスタ、さらには接客業クラスタまでもが現れ、小笠原殿どんだけ後世に足跡残したんだと驚いたw
これはね、私は前々から言っているのですが、のび太の息子のノビスケが、のび太とビジュアルは同じなのに、強気なわんぱく少年なのは、しずかちゃん似だったのだろうな、とw >RT
「ジョジョ」、トニオさんのお店での億康の言動によって、 「温泉旅行に行ったことがある」 「自宅で映画や洋楽やバラエティ番組やマンガを楽しむほどの余裕がある」 「高級料理を味わえる舌(貧乏舌ではない、食育が施されている)」 「それらを表現する語彙力を育まれる」 環境にあったのよな。
まぁ信じがたい話なんですが、消費税の導入は、「賛成する者」も多かったんですな。その前にあった「物品税」というのが絡んできまして・・・「ちびまる子ちゃん」の「フランス料理を食べに行こう」の回に出てきたアレです。
よく「こち亀の名言」的なのが紹介されることがあるが、こういう「両さんのツッコミ」を見ると、今の時代こそ必要な作品だったのかもしれないと思ってしまう。