その寅次の最後の言葉が「帰りたい」だったのよな。 たった一人でも、杉元は何年も背負い続けたわけだが、鶴見中尉は、それを何十人、何百人、下手すりゃそれ以上の「帰りたい」を背負い続けていたと思うと、
日露戦争は、一応は「日本の勝利」だった。 しかし、とてつもない量を差し出し、やっと得た勝利だった。「ここまでして勝ったのに、得たものがあまりに少ない、プラマイどころかマイナスだった」な戦争。 実際戦後暴動が発生したくらいだからね。
まぁこの稲田植元、秀吉の立身出世の伝説を語るに避けて通れない重要人物、蜂須賀小六率いる蜂須賀党のいち員で、木下藤吉郎時代から彼を支えた、いうなれば大企業トヨトミの創業メンバーの一員なわけです。
こう聞くと、「稲田家大勝利! 希望の明治でレディ・ゴー!」と思うかも知れませんが、どっこいここからが本当の地獄の始まり。 徳島からしたら、淡路七万石、実質経済規模はその数倍、二十万石近くの土地が奪われたのです。 憎しみたるや半端ない、そこで明治政府は、「そっちの顔」も立てました。
「名作とは、読み直すたびに新たな気づきを覚えるものである」なんて言うが、「こち亀」のこのシーンは、大人になってから痛いほど「わかって」しまったなぁ・・・w
「こち亀」が今も連載中なら、絶対ウマ娘を扱った回があったろうなとは言われるのだが、両さん、ギャンブルとしても好きだが、まず競走馬ちゃんと好きなので、引退後の競走馬が別名義になっても全員顔で見分けがつくほどだから、意外と感動話とかできそうよね。
異世界だって税金はある(1/4)
「ジョジョ」、トニオさんのお店での億康の言動によって、 「温泉旅行に行ったことがある」 「自宅で映画や洋楽やバラエティ番組やマンガを楽しむほどの余裕がある」 「高級料理を味わえる舌(貧乏舌ではない、食育が施されている)」 「それらを表現する語彙力を育まれる」 環境にあったのよな。
まぁ信じがたい話なんですが、消費税の導入は、「賛成する者」も多かったんですな。その前にあった「物品税」というのが絡んできまして・・・「ちびまる子ちゃん」の「フランス料理を食べに行こう」の回に出てきたアレです。
よく「こち亀の名言」的なのが紹介されることがあるが、こういう「両さんのツッコミ」を見ると、今の時代こそ必要な作品だったのかもしれないと思ってしまう。
まぁ「経営者視点」って結局は「給料が安くても我慢しよう」「残業代でないけど我慢しよう」「予算少ないけど我慢しよう」「時間ないけど我慢しよう」「人少ないけど我慢しよう」な、「欲しがりません勝つまでは」が言葉変えただけだったんだよね。 んで、勝てないから、なにも得られない。
「舌は肥えすぎないほうがいい」 山岡レベルになると、本人も作中で言うくらい苦労するので、井之頭五郎くらいがちょうどいいってことか。