こちらは、家なき子のレミ。 とにかく繊細で、線一本狂っただけで壊れてしまいそうな表情。 美形なんて安易なモンじゃ無い。 気品があるんだ。 その内面を壊さないようにクリーンナップするには、ただ綺麗な線を引くでは全然足りなくて。
シルバーへの反応が凄いので前に発掘したのも上げます。 宝島は放映初期は、「家なき子」で大変だったからカゲはなるべく少なくマンガっぽくしようなんて事だったのですが… この目力(めぢから)に、現場はもう覚悟決めた。 シルバーがカゲ無しですむはずが無いって。
彫りが深く、目が鋭く、アゴ周りがたっぷり…ってだけなら、後の色んなアニメーションにもそういうキャラクターは存在します。 だけどねー このシルバーの 内面の奥深さというか、人生の厚みがね。 圧倒的で打ちのめされる。 更に若山弦蔵さんの声だもの。 叶わねえよなあ。
昨日からupしてる 杉野昭夫さんの修正原画 それを「凄え!上手い!」と驚いてられるのは幸せなのだ。 当たり前だがコレ 修正原画と言う事は 【誰かの原画に対して、重ねた紙にこうなってる】 つまり、キャラクター全部に修正がかかってる。 それは【元の原画は1ミリ足りとも使えない】って事だ。
「宝島」の主役は ジム・ホーキンズ 当初、元気にマンガっぽくと 前作の家なき子のレミと真反対のイメージで作られた。 丸っこい顔の輪郭や丸で処理する手とか。 でも彼は、ジョン・シルバーという男と出会い 子供ではなく 一人の男になって行く。
貸人屋 1/7
「はだしのゲン」のアニメーションは、当時働いていたアニメスタジオでも動画の手伝いをした。 最初キャラ表だけ見た時に「なんだか明るく丸くなっちゃったなあ 大丈夫かなあ」と思ったが、作画が始まったらそれどころでは無かった。 中割りしてる動画が辛くて吐いた。 https://t.co/QZKS0vskUs
ちょうど最新号のアオバ内で、五六七八のオヤジさんのセリフで語ってますが 【昭和のだから直せる】とは【直せるような設計と部品で出来ている】です。 1万円の自転車は、【壊れたら直せない】所が沢山あります。 特にフレームと回転部分。 亀裂や破損が入ったら捨てるしかない。交換出来ないんです
1976年秋の学園祭用に作った【宇宙戦艦ヤマト紙しばい】 これは、強力な協力者の彼女の大量ヤマト写真が無ければ、絶対に実現しなかった。 彼女は【ヤマトの再放送をカメラで撮る】をしてくれてたのだ。 この時代、ホームビデオなんてものは僕らの周りには無い。 アニメ雑誌も無い。
モスピーダのライドアーマー透視図の、原画記事を発掘できた。 もう一度描けと言われたら逃げる。
押し入れ発掘 お宝出て来た。 【家なき子 宝島の 杉野昭夫さんの修正原画】です。 アニメーター1年生で、これをクリーンナップしなくてはならなかった。 この線を殺してはいけない。 それが絶対条件だ。
僕の記憶では1960年の 手塚治虫先生の「エンゼルの丘」に出て来るチャーとベターでしょうか。 メガネで人魚で双子で殺し屋という、最初期にして「全部盛り」
#あれ実は私なんです 僕のところへ訪れる人なら、僕の80〜90年代の版権処理仕事はほとんどが【あれ実は私】なのがお分かりでしょう。 版権仕事には、基本「誰か描いたのか」はクレジットされない。 それが当たり前です。 でも、それが発想のきっかけになって 後の赤チャイナの娘になったりします。