「日常」×「博士の愛した数式」パロ。 毎朝目が覚めるたびに、自分の記憶が80分しかもたないことを、服に留められたメモを読んで知るハカセ。それに気づかずなのはうっかり昨日の話をしてしまう。ハカセが二度と思い出せない昨日の話を。

【一応閲覧注意】「腹の中の怪物」 この秘密を打ち明けた時、それまで親友だと思っていた同級生は彼女を否定し、その瞬間怪物に食べられてしまった。親友が咀嚼される感触に、彼女はただうずくまって耐えるしかなかった。以来、怪物は人肉を欲する。

生体発電素子を持つ人間は集落ではもうこの少女しかいない。集落の電力のほぼ全てを彼女が賄っている。最近人口が増え集落の規模が拡大したため、供給端末孔を大幅に増やす処置を施された。


成長停滞と延命処置を施されてから300年が経った。脳はとっくに消耗し尽くし、100年前から記憶の上書きができなくなっている。自分の名前も、自分が何のために生きているのかも分からないが、理解できるだけの知能も今はもうない。
