矢部太郎さん「おおきいおうち」は『大家さんとぼく』の正統な続篇ともいえるような作品(!)で、引っ越された矢部さんの新しいおうちと、子どものころに住んでいたおうちの記憶をめぐる冒険の「はじまり」なのだけど、懐かしさと、記憶していくことの不思議さが本当に矢部さんらしくて大好き。
めぐる安永知澄さん「奕奕たる」は、女性の格好や化粧をしたい男性と、その彼に魅かる女性をとおして男性と女性の間を描きつつも、実は恋と愛、恋と友情の淡いを描いていて、幾重にも読みとける作品です。「奕奕」とは光輝くという意味で、安永さんの「ぴかぴか~!」を体験してもらいたい。ドラマ化希望。
石山さやかさん「小さくなる話」は小さくなってしまっていた女性の話で、コロナ禍の状況を描いたということを知って「元の世界に戻ることは難しいかもしれない」という気持ちと、それでも前向きに生きていこうとする風通しのよさとを感じて、僕自身の実感と近くて読んでいて心強い気持ちになる。
森雅之さん「月の話」はもう、大好き(語彙)。少年、少女、夜空、星、月……この世界に行きたいとどれほど願ったか。森さんの世界ってこうあってほしいという理想に近くて、理想を掲げることが難しいこの時代に、森さんのマンガがあって本当によかったと思う。ご一緒できて光栄です。
森環さん「6月の手紙」は、招待の手紙を受け取った女性が友人の男性を訪ねる--という「ミッション」のお話。淡い詩のような絵のなか、一瞬女性が目を丸くするんですけど、その目がめちゃくちゃ好き。これも男女の友情がなんの留保もなく表現されていて、その「当たり前さ」も居心地がいいんです。
「SPY×FAMILY」、マンガがうまくて気絶しそうになる。見てよ。たった2コマで ①急に妙なこと言う ②立ち上がる ③当然おどろく主人公たち「!」 ④お暇を告げる ⑤外は雨 ⑥引き留めようとする「雨が…」 ⑦それでも帰る(ドアが閉まる) を提示している。2コマだよ? すごいなあこの情報整理。
それはこれだよ。 https://t.co/E6snxDu5cq
LINEのスタンプを見たときじつはこれを考えたんだよなあ。「思考を表現することばがなければ、思考の幅は自然と縮小される」。自分の感情と微妙にニュアンスが違ってもスタンプ押せば話が通じてしまうのが楽すぎて、いまだにスタンプ使うのがちょっと怖い。
He is not watching you #アベノマスク #マンガ家アベノマスク
手塚治虫さん、水木しげるさん、ちばてつやさん、中沢啓治さんをはじめ多くのマンガ家が戦争の悲惨さや不条理について作品を残し、なおかつ自分の言葉で語っていらっしゃる。自分たちの世代がやらない理由はない。
えーっとバズってるのでせっかくなので世界一有名なディストピア小説じゃないでしょうか、オーウェルの「一九八四年」をマンガ化しているのでよかったらチェックしてみてください。電子もあります。ビッグ・ブラザー・イズ・ウォッチング・ユー。 https://t.co/wKlgPHVoap
#一番役に立った漫画知識
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