スマイリーが死にリンゴが悪魔の実に変化した時、注目したいのがリンゴを研究所からわざわざスマイリーの近くまで持って来ていたことです。これは研究所に置いたままでは変化することができないor変化しない可能性が出てくるから確実に変化させるために近くまで持っていく必要があったのだと思います。

悪魔の実にはセンサーのような最先端的な探知能力はなく、もっとアナログ的で、スマイリーから目に見えるぐらいの距離でなければ変化しない。この「目に見える距離」というのが大事なんだと思います。もっと言うと能力の核自身が実際に目で見て適合する実かを判断してようやく伝達が成立するのです。

条件④遺体の状態と時間 では条件を満たす果実が近くになかった場合、能力の核はずっとそこに留まることになってしまうのか。 もしそうなら遺体の近くに適合する実を持っていかなければならず、その悪魔の実はその場所でしか復活できないことになってしまいます。 それでは説明できない例があります。

それを踏まえて今一度白ひげとスマイリーの例を考えてみましょう。 まずは白ひげ。すぐに悪魔の実にならず遺体に留まっていましたが、前述したことを踏まえるとその後どこかのタイミングで遺体を離れることになります。この遺体を離れるまでの期間は言わば次の宿る場所探しへの準備期間だと考えます。

※能力の核の性質 最後に前述した通り能力の核の性質について軽く説明します。この性質とは能力の核がどういう基準で動いたり留まったりしているのかというもので、言わば核の行動理念です。