手塚治虫『月世界紳士』(51年)でおじいさんとおばあさんがカレー食べてとコーヒー飲むシーン、北澤楽天の『田吾作と杢兵衛の東京見物』(1902年)のパロディということに気づいた。 (敬称略。図像は①月世界紳士本編、②北澤楽天のWikipediaより引用)


76年の「アポストロフィS」の扉を見るとめちゃすごい。「四人の物語」というのがデザインから伝わってくるし、実際にしっかり四人の物語になっている(星にいく汽車も四人の物語だけど実質ヒロイン二人の物語ともいえる)。椿の花も単なる装飾ではなく、重要な存在として物語に登場する。かっこいい!

山本直樹先生の全年齢向け商業長編デビュー作『まかせなさいっ!』より(86年連載)。どの話もど頭からぶっ飛ばす展開でこれぞまさに劇画村流か。イタロカルヴィーノの民話集、漏れるザッパの歌、本棚のボリスヴィアンなど嗜好性が嫌味なく溶け込み、にぎやかな日々にもどこか影がある。それが心地いい




西村京太郎先生の短編集『一千万人誘拐計画』読む。初期メフィストっぽいスケールがでかすぎる題名が目に入り思わず購入。表題は「東京都民を全員誘拐する」という犯人の一報が都知事宛に届くことから始まるといういきなりのクライマックスに、思わずく〜っと声が出る好短編。79年作品
