竹宮:石ノ森先生の「龍神沼」で、主人公が村を見下ろす見開きシーンがありますが、そういう情景をきっちり描かないといけない。石ノ森先生は自然物を描く時の情熱が凄かったですね。「龍神沼」はとにかく演出が素晴らしいし、細かいところまで配慮が行き届いている作品だと思います
綿引:COM投稿作「ここのつの友情」について 竹宮:中学生の時、山中恒さんの「青い目のバンチョウ」(児童文学)を読んでいて、それを自分なりにアレンジして描いてみたかったんですね。それで、COMみたいな本じゃないと、こういうテーマの作品は載せられないと思って描きました
綿引:「弟」(COM1967年12月号)、タイトル文字がこんな位置に 竹宮:これはCOMの新人競作シリーズでページ数が少なかった(8ページ/1作)もので詰め込んだ結果です。タイトル文字にスペースを割くのも勿体ないと。1ページに21コマも放り込んだりしていますし(笑)
綿引:「かぎっ子集団」これも少年漫画タッチ 竹宮:COMの影響が読み取れる時代の作品ですが、私が少年漫画、少女漫画、両方読んでいたから描けた世界ということもあると思います 「風と木の詩」が電子版になり外国の方に読まれるようになって「少年漫画っぽいですね」という感想を頂くこともあります
綿引:これは「火の鳥 エジプト篇」のトビラ絵ですが、前の年に公開された洋画「ピラミッド」の影響だと思います。編集をやっていた私などはこの絵を見て「これ一枚描くのにどれくらいの時間が掛かるのか?」と思いぞっとしましたけれど(笑)
漫画家が若くして亡くなる度に囁かれる「漫画家は早死に」は本当かと思って集計 自殺や事故で早逝したことが公表された方を除く219名の平均値は62.6歳 我が国の平均寿命より大分短い 勿論、公表されていないだけで自殺や事故の方がこの中にいる可能性も、長命の方が私の調査から漏れている可能性もあり
#矢口高雄展 第一期鑑賞 代表作が釣り漫画でキャラ容姿がマンガ的だったため、一般読者から軽視されていた感がありますが、実は凄まじい画力の天才 自然物や魚のリアリティは言うに及ばず、動きの一瞬を描く(勿論、頭の中で考えて)構図の見事さと卓抜な表現力 「マンガの絵」を勉強している人は必見
8月8日は 僅か2年間の商業誌活動で大きな痕跡を残し、マンガのこれからの可能性を示しつつ 1984年に26歳という若さでこの世を去った かがみあきら先生の御命日 そのあまりにも早すぎる死がなければ、その後の漫画界の地図も変わっていたかも
#昭和はすごかった 漫画雑誌に 漫画家の住所が普通に載っていました (1970年代中盤~終わり頃にほぼ消滅)
定期的にツイートされている、1989年2月10日報知新聞に載った星新一先生の追悼文ですが 全文はこちらになります。 https://t.co/wtamFJLvuw
#子供の頃の勘違いをあえて言おう テレビで放送されていた海外ドラマや洋画を観ながら 「何でこの外国人さんたちは、こんなにも日本語が上手いのだろう」 と不思議に思っていました。
今日、2月9日は 32年前に日本中の漫画関係者&漫画好きが(けして誇張でも何でもなく)驚きの声を上げた日。 それほど「手塚治虫先生がいなくなる」と言う(冷静に考えればいつか必ず来ると分る)瞬間を皆想像出来ていなかった。 画像は星新一先生怒りの追悼文の全文(1989年2月10日の報知新聞掲載)
ぱふ1982年5月号「新谷かおる特集号」より 30歳当時?の佐伯かよの先生の御尊顔