カバーをあらためてかけながら一冊一冊見てみるとてんとう虫コミックスの新版単行本みんな装丁がめちゃくちゃ素晴らしい。上品で楽しく、カラフルで全巻揃えた時のハーモニーがまた良いのだ。エスパー魔美のデザインの仕掛け、今気が付いた(遅い)。それと7巻買い忘れてる。
編集者が漫画家の仕事場に来てまだ原稿ができてないことに驚愕、そして叱責←って今無くなったんだろうなあ。いや、別に惜しんでないですよ。無い方がいい、無い方が。写真は水木しげる『ねぼけ人生』より。「あーっ」が怖い。同じ場面を描いた漫画「残暑」も好きだ。「あっ」だけど。
出先で便所を借りたらすごく不思議なつくりの便所だったっていうのは本当にあったことなんだろうか。なんだか悪夢を見てるみたいで好きなシーン。「ゲゲゲ の女房』でも観たかった。
水木しげる『残暑』読み返してあらためて傑作なのを確認。何にも思いつかないで夜の街を彷徨う水木先生の脳裏に浮かぶ「ひとの作ったものをいただくと………」の一コマがさらに恐ろしい。このネームがどこにも続いてないのが恐ろしい。
うちに定期的に送られてくる「我が社の教材で勉強すれば学力アップですよお母さん!」な宣伝漫画見たら…。ええー?バーンって…80点だよ?立派なもんじゃないすか、お母さん!何怒ってんの?誉めてやってよ!100点じゃないとダメなの?ゲーム禁止なの?小学生の俺、涙目だよ!?
こういうのを「尊い」と言うのだな。
けっこう怖い話だと思う。
京都土産にいただいた国際マンガミュージアムのクリアファイル(画像は部分です)見て泣いちゃったよ。
昔の漫画雑誌の切り抜き、終活で片付け中。87年のスピリッツ賞の審査員の顔ぶれが白土三平、さいとうたかを、小池一夫、石森章太郎、ちばてつや に横山光輝までいる。化け物屋敷みたいなメンツ。選評がみんな辛い辛い。
定期的に『総員玉砕せよ!』読んで震え上がってますが、まだ本格的に戦闘も始まってないストーリー序盤、舟で河を渡る水木さんの後ろに乗ってた同僚の兵が気がついたらいなくなってるシーンでもう怖さがMax。
若き頃も大御所になってからも「劇画家たるもの量産こそ命!」な、さいとう・たかを先生。(隣は水木先生ね)
昔の「アックス」より。福満しげゆき先生の見開きコラム。この回は「マンガ家としてデビューする方法」なんだけど本当にためになることが痒いところに手が届くように書いてあって当時大感心した。アシちゃんたちが全員このページコピーして行ったくらい。全文紹介したいけどそれもアレなんで序盤のみ。