尖ったところや心に刺さる場面は(今の目で見ると)まるで無い。周囲の人の無慈悲、無理解で主人公の少女とおじさんはひたすら可哀想な目に遭うんだけど絵もテンポも後の少女漫画みたいな毒が無さすぎて展開はあくまでのんびりと。
戸川幸夫『人喰鉄道』←ウガンダ鉄道建設の地で繰り広げられる人喰いライオンと人間の闘争を描いた動物文学の傑作。少年サンデーで漫画化もされてて、石川球太の熱い筆致で描かれるトラウマ級の残酷な絵も記憶に生々しいが次週の引きのアオリ文句がまた凄かった。「来週も人喰!」
子供の頃からずーっと(図鑑とかで紹介されてて)知ってたけど特に突っ込んで考えなかった妖怪「天井下り」(てんじょうくだり・またはてんじょうさがり)。これ女性(老婆)の妖怪だったのか。50年間くらい、なんとなーく「鬼だなあ」って思ってただけだったよ。
うちに定期的に送られてくる「我が社の教材で勉強すれば学力アップですよお母さん!」な宣伝漫画見たら…。ええー?バーンって…80点だよ?立派なもんじゃないすか、お母さん!何怒ってんの?誉めてやってよ!100点じゃないとダメなの?ゲーム禁止なの?小学生の俺、涙目だよ!?
こういうのを「尊い」と言うのだな。
けっこう怖い話だと思う。
京都土産にいただいた国際マンガミュージアムのクリアファイル(画像は部分です)見て泣いちゃったよ。
若き頃も大御所になってからも「劇画家たるもの量産こそ命!」な、さいとう・たかを先生。(隣は水木先生ね)
昔の「アックス」より。福満しげゆき先生の見開きコラム。この回は「マンガ家としてデビューする方法」なんだけど本当にためになることが痒いところに手が届くように書いてあって当時大感心した。アシちゃんたちが全員このページコピーして行ったくらい。全文紹介したいけどそれもアレなんで序盤のみ。
無免許医だが良いことを言っている。
『黒いせぇるすまん』(←元タイトル)主人公の顔の仕掛けはみなもと太郎先生の指摘で初めて気がついた。