アメリカの選挙結果とは全然関係なく大昔からうちの本棚になんとなくあった貸本。『トランプ忍法帖』大阪・日の丸文庫。表紙に作者名が無い。発行年数不詳。風太郎忍法帖のブームの頃かな。内容は現代劇ですが。表紙の人(出てこない)のこの顔は…。
知らない作者だけど、さいとうたかをというか南波健ニというか江南じょうじというか、パチモン劇画の絵柄。冒頭数ページ、すかんぴんの主人公がたつきの道をいろいろ考えた末にあっと思いついて「実は俺は忍者だったんです」と言い出すところが脱力。早く言えよ!
しかし流行っていたとは言え「世界各地に怪獣が出る」なんて予言して良いのか、先生がた。まあ1年終わる頃には誰も覚えてないか。昨今の暗い予想よりもカエルに呑まれないようにしなくては!と心に誓う方が楽しいですね。甲冑魚みたいな怪獣なんて、なかなか良いデザイン。さすが豪人先生。
うちに定期的に送られてくる「我が社の教材で勉強すれば学力アップですよお母さん!」な宣伝漫画見たら…。ええー?バーンって…80点だよ?立派なもんじゃないすか、お母さん!何怒ってんの?誉めてやってよ!100点じゃないとダメなの?ゲーム禁止なの?小学生の俺、涙目だよ!?
こういうのを「尊い」と言うのだな。
けっこう怖い話だと思う。
京都土産にいただいた国際マンガミュージアムのクリアファイル(画像は部分です)見て泣いちゃったよ。
昔の漫画雑誌の切り抜き、終活で片付け中。87年のスピリッツ賞の審査員の顔ぶれが白土三平、さいとうたかを、小池一夫、石森章太郎、ちばてつや に横山光輝までいる。化け物屋敷みたいなメンツ。選評がみんな辛い辛い。
定期的に『総員玉砕せよ!』読んで震え上がってますが、まだ本格的に戦闘も始まってないストーリー序盤、舟で河を渡る水木さんの後ろに乗ってた同僚の兵が気がついたらいなくなってるシーンでもう怖さがMax。
若き頃も大御所になってからも「劇画家たるもの量産こそ命!」な、さいとう・たかを先生。(隣は水木先生ね)
昔の「アックス」より。福満しげゆき先生の見開きコラム。この回は「マンガ家としてデビューする方法」なんだけど本当にためになることが痒いところに手が届くように書いてあって当時大感心した。アシちゃんたちが全員このページコピーして行ったくらい。全文紹介したいけどそれもアレなんで序盤のみ。