アメリカの選挙結果とは全然関係なく大昔からうちの本棚になんとなくあった貸本。『トランプ忍法帖』大阪・日の丸文庫。表紙に作者名が無い。発行年数不詳。風太郎忍法帖のブームの頃かな。内容は現代劇ですが。表紙の人(出てこない)のこの顔は…。

知らない作者だけど、さいとうたかをというか南波健ニというか江南じょうじというか、パチモン劇画の絵柄。冒頭数ページ、すかんぴんの主人公がたつきの道をいろいろ考えた末にあっと思いついて「実は俺は忍者だったんです」と言い出すところが脱力。早く言えよ!




で、結局その力を使って「一発屋」と称する便利屋稼業に乗り出す主人公。謎の女やギャング団が絡む手垢のついた展開が冗長気味に続く。何かっちゅうと主人公がたたく軽口が抜けた感じがして救いかな。

しかし貸本劇画らしい破天荒な魅力には乏しい。トランプを手裏剣のように飛ばすのと身が軽くて腕っぷしが強いのが忍者たる所以だけど、別にそれほど必然性あるわけじゃないし。ひん曲がった絵。





吉永さゆり「おもしろいわよ。」

松本零士作品の締めの文章。一時のブームの加熱によりあまりにも量産され、マンネリ化し、みーんなにパロディされて新鮮味は失ったが。時をおいて改めて読んでみると…どれも良いんだ、やはり。『男おいどん』のこれなんて一年を締めくくる孤独な男(女にも)に向けたエールとして胸を打つ。俺は。

こういうのを「尊い」と言うのだな。

唐突に。漫画を描き始めた小学校低学年のころ、こんなことを真剣に悩んでた。

けっこう怖い話だと思う。

京都土産にいただいた国際マンガミュージアムのクリアファイル(画像は部分です)見て泣いちゃったよ。

昔の漫画雑誌の切り抜き、終活で片付け中。87年のスピリッツ賞の審査員の顔ぶれが白土三平、さいとうたかを、小池一夫、石森章太郎、ちばてつや に横山光輝までいる。化け物屋敷みたいなメンツ。選評がみんな辛い辛い。

定期的に『総員玉砕せよ!』読んで震え上がってますが、まだ本格的に戦闘も始まってないストーリー序盤、舟で河を渡る水木さんの後ろに乗ってた同僚の兵が気がついたらいなくなってるシーンでもう怖さがMax。

きつねのヤバイ。

若き頃も大御所になってからも「劇画家たるもの量産こそ命!」な、さいとう・たかを先生。(隣は水木先生ね)

脈絡なく突然思ったが。この吹き出しのギザギザを日本一多くギザギザさせる漫画家は誰だろう。

昔の「アックス」より。福満しげゆき先生の見開きコラム。この回は「マンガ家としてデビューする方法」なんだけど本当にためになることが痒いところに手が届くように書いてあって当時大感心した。アシちゃんたちが全員このページコピーして行ったくらい。全文紹介したいけどそれもアレなんで序盤のみ。