【2】 エサペロがその拳を握りしめ魔法を放つ 「たかが人間が魔物の私に、『始末!』」 その魔力でビルが吹き飛ぶ コチョレータルを狙ったのか破片が降り注ぐ 俺の相手はこの魔法使い、いや魔物だ、岩も粉砕するパワーもあるな! 「人間じゃあ戦っても歯ごたえがないね!」 エサペロが微笑んだ。
【3】 「武装調律能力!そんな武器は普通の人間では扱えぬ」 「魔物に勝つには普通の武器じゃ無理なんだよ!」 魔物エサペロの凄まじいスピードとパワーを見切りすんなりかわす そのコチョレータルは何か作戦が? たかがニンゲンという弱い種族め! 怒りのキックを見舞うエサペロ。
【4】 「壊れた街の修繕は地球政府の仕事さ!俺には関係ないね!」 コチョレータルは隠しておいたサイキックパワーが充填されたタンクを取り出す 「撃てよグラン魔法をな、そちらも吹っ飛ぶぜ!」 秘策はエサペロに通じるのか? (続く) 次回 Chapter 225「魔物を相手に戦う人間」
【2】 「魔法の威力が大きいということは細かく狙いをつけるのは難しいよな!」 それが敵の魔法の欠点だ コチョレータルは魔物をさらに挑発する 「だから街ごとぶっ壊してんだろ、俺一人を狙えばいいものを!」 「破壊を楽しむためさ、魔王軍の恐ろしさを知らしめるため」 エサペロは笑う。