「夜明け」敖邦 逢瀬は必ず夜だった。喧騒も過ぎた深い夜なら、なにもかもを隠してくれるだろうから。すっかり伸びた髪も、醜く彫られた傷痕も、会えば溢れて止まらないあの男への暗く粘ついたこの想いも。 出所後敖が毎夜闇に紛れて邦に逢いに来る話。 「…いっそ、朝なんて来なけりゃいいのに」

「この距離を」ウィルマー 空いた酒瓶、走り書きの付箋、山積みの吸殻、くずかごに入った錠剤のシート。互いの存在を示すものが増えていくのに比例して、あいつとの会話ばかりが減っていく。 本編後同居するウィルと馬軍がすれ違いながらいい雰囲気になったり険悪になったりする両片思い話。多分R18。