好きなイラストレーターのフライさんが作画ということで買った「今日、小柴葵に会えたら。」①(原作は竹岡葉月さん)。絵は文句なし!内容は、明るくはしゃぐトーンと落ち着いて静かなトーンの流れが交互に展開されるんだが、個人的には静かに心情を追っかけるトーンを中心に描いていってほしいなあ。
小玉ユキさん「青の花 器の森」③。うん、今回もよかった。落ち着いたトーンで極めて静かにではあるけれど、確実に物語が動いた今巻。恋愛の部分は確かに気になるけど、そこじゃないところもとてもしっかりしてて、男の自分には嬉しいストーリー展開。因みに相変わらずしのぶさん推しですワタシ。
素晴らしい漫画に出会った。山本ルンルンさんの「サーカスの娘オルガ」は全3巻なんだけど読み応えといい感激の度合いといい、一大叙事詩を見せられたかのような充実感に浸ることができる。可愛いお伽話のような絵とは裏腹の、厳しい展開も次々起きるが、生きる素晴らしさを味わうことができる漫画だ。
自分が小学生の頃、まだサーカスの興行がよくあって、二週間〜一か月くらいの転入生に二度ばかり出会ったことがある。そのサーカスは当然見に行ったけど、転入生とは仲良くなることはないまま、彼らはまた次の街へと旅立ってしまった。お互いにどう接していいのか、という感じだったんだろうなあ。
先日ゆうきまさみ先生も紹介してらっしゃった、一ノ関圭先生が絵を描かれた「絵本 夢の江戸歌舞伎」(服部幸雄・文)。入手して実際眺めてみると、いや素晴らしい。見開きの一枚絵という構成で、ものすごくきめ細やかで、ひとりひとりにきちんと表情もある。圧倒される絵本です。
「ツルモク独身寮」愛蔵版①②巻(窪之内英策)本日発売です。「ONE PIECE」の尾田栄一郎先生がイラスト付き帯コメントを寄せてくださいました。かつてこの漫画に青春の魂を揺さぶられた人、これからその熱い想いを感じたい人、青春を生きるすべての人に読んでいただきたい本です。全5巻、順次発売!
「一生好きってゆったじゃん」こちらは半年くらい前に弊社から出た横槍メンゴさんの短編集。こちらも油断してると深みにはまって浮かび上がれなくなりそうなくらいある種の業を感じる作品たち。好きな短編集。中でも『Neo Dutch Wife』という短編がとても好きです。泣く。
サンデープレミアムSHOPで見つけた「うる星やつら」の複製原画。自分の担当史上ひときわ輝いている珠玉の回「最後のデート」16ページ+α(カラー複製原画+先生のメッセージ)が届いた。ちょっと今読んでも素晴らしい。高橋留美子先生、流石でサイコーで素敵です。また会いに行きますね!
10月の美女たち by 上條淳士くん。
小学館からなかなか凄い本、出ました。さいとう・たかを先生が少年誌に描かれた劇画の中からあだち充先生が選んだ作品を一冊にまとめた「さいとう・たかを少年劇画 あだち充・選」です。さいとう先生の作品をあだち先生が!ですよっ!あだち先生の解説つきです。いっそ対談もあればよかったなぁ!
もう十月かあ。加速度的に年末が近づく...というわけで、マツオヒロミさんの今月の美女。
サンデーうぇぶりで連載中、古鉢るか( @kovachi_luka )先生の『はなにあらし』という作品を担当することになりました。百合です百合漫画。老脳に鞭打って尽力していく所存です。先生にも迷惑かけないようしっかり編集者やっていかねば。単行本は現在⑧巻まで発売中。そのほか野球漫画も脳内企画中。