破壊力抜群の漫画を読んだ。佐藤将さんの「本田鹿の子の本棚」(現在シリーズ5冊)。基本、娘の本棚を探る父親の妄想と本の内容を濃すぎる描写で見せるショートなんだけど、詰まりすぎたネタが勿体ないくらいに惜しげもなく披露される。回によって出来も振り幅デカいけど押し寄せる漫画圧に完敗です。
田口囁一さんの「ふたりエスケープ」②が出た?ホントかわいいしかない漫画だ❤️最後から2番目の話にはちょっとドキッとしたけど結果ムネを撫で下ろした、よかった〜。とにかくしょーもないところでクスクス笑かしてくれる。ラストの回のオチなど、アホらしいけどやっぱ笑ったわ?
高見奈緒さんの単行本『海、のち晴れ』とてもよかった。しっかりと心に響き、残る作品。本文中にもあったが「ふたりでいれば悲しみは半分に(喜びは二倍に)」と言われるけど、登場人物のふたりはまさにそれが当てはまる、深く繋がっているふたりだ。何より、のちの幸せを予感させてくれるのがいい。
アタマ空っぽにして読める楽しさ。若林稔弥さんの「ぱちん娘。」身も蓋もないタイトル(褒め言葉だよっ)だけど、パチってる娘たちが可笑し可愛いから全て許せる。現実でこんなふうにハマったら大変なんだけどね。私も昔はパチ屋に通ったもんですがハネものしかやんなかったから負けは少なかったなあ。
こないだ書店で「チボー家の人々」を見つけた。学生時代途中まで読んでそのままにしていたことを思い出した。と同時に高野文子先生の「黄色い本」という作品が「チボー家の〜」に影響を受ける女学生の話だったことも思い出した。絶対あの頃読んでおくべき作品だった。今からでもまだ間に合うかなぁ。
先日ゆうきまさみ先生も紹介してらっしゃった、一ノ関圭先生が絵を描かれた「絵本 夢の江戸歌舞伎」(服部幸雄・文)。入手して実際眺めてみると、いや素晴らしい。見開きの一枚絵という構成で、ものすごくきめ細やかで、ひとりひとりにきちんと表情もある。圧倒される絵本です。
「ツルモク独身寮」愛蔵版①②巻(窪之内英策)本日発売です。「ONE PIECE」の尾田栄一郎先生がイラスト付き帯コメントを寄せてくださいました。かつてこの漫画に青春の魂を揺さぶられた人、これからその熱い想いを感じたい人、青春を生きるすべての人に読んでいただきたい本です。全5巻、順次発売!
「一生好きってゆったじゃん」こちらは半年くらい前に弊社から出た横槍メンゴさんの短編集。こちらも油断してると深みにはまって浮かび上がれなくなりそうなくらいある種の業を感じる作品たち。好きな短編集。中でも『Neo Dutch Wife』という短編がとても好きです。泣く。
サンデープレミアムSHOPで見つけた「うる星やつら」の複製原画。自分の担当史上ひときわ輝いている珠玉の回「最後のデート」16ページ+α(カラー複製原画+先生のメッセージ)が届いた。ちょっと今読んでも素晴らしい。高橋留美子先生、流石でサイコーで素敵です。また会いに行きますね!
10月の美女たち by 上條淳士くん。
小学館からなかなか凄い本、出ました。さいとう・たかを先生が少年誌に描かれた劇画の中からあだち充先生が選んだ作品を一冊にまとめた「さいとう・たかを少年劇画 あだち充・選」です。さいとう先生の作品をあだち先生が!ですよっ!あだち先生の解説つきです。いっそ対談もあればよかったなぁ!
もう十月かあ。加速度的に年末が近づく...というわけで、マツオヒロミさんの今月の美女。
サンデーうぇぶりで連載中、古鉢るか( @kovachi_luka )先生の『はなにあらし』という作品を担当することになりました。百合です百合漫画。老脳に鞭打って尽力していく所存です。先生にも迷惑かけないようしっかり編集者やっていかねば。単行本は現在⑧巻まで発売中。そのほか野球漫画も脳内企画中。