越田うめさんの「龍神の娘」①がしばらく気になっていたので読んだ。最近の単行本にしては分厚くて、それだけでも読み応えがあるのに、志を感じる漫画の内容にも重量感があって、大河なイメージを抱かせてくれる漫画だった。主人公の夜戸理、とてもいいな。
町田メロメさん「三拍子の娘」完結の③。よかった。軽やかに踊るように陽気な生活を送る三人姉妹だけど、突然のシリアス展開や哀愁を帯びるストーリー。ここのリズム感がたまらなくよいのだな。独特の2色が、これまたいいんですよ。
シリアス2年くらい前に出た本で当時から気にはなっていて、最近また見かけてやっぱり買おうと思ったのが司馬舞さんの「OLと人魚」。人外百合を基本的テーマにして描かれた作品集。作品によってはもうちょっと先まで描いてほしいものもあったけど、読後感がとてもよい作品も多くて納得の一冊でありました。
宇仁田ゆみさんの「夕暮れのあなたは、少し首をかしげて」全3巻、よかったあ。なんていうか、キャラクターたちから滲み出る可愛さっていうか…宇仁田さんが描く主役の〝可笑しくてやがて可愛いふたりかな〟(川柳)っぷりが素敵で、まだまだ終わらないで!って思いながら読みました。 タイトルも好き😊
先日ゆうきまさみ先生も紹介してらっしゃった、一ノ関圭先生が絵を描かれた「絵本 夢の江戸歌舞伎」(服部幸雄・文)。入手して実際眺めてみると、いや素晴らしい。見開きの一枚絵という構成で、ものすごくきめ細やかで、ひとりひとりにきちんと表情もある。圧倒される絵本です。
「ツルモク独身寮」愛蔵版①②巻(窪之内英策)本日発売です。「ONE PIECE」の尾田栄一郎先生がイラスト付き帯コメントを寄せてくださいました。かつてこの漫画に青春の魂を揺さぶられた人、これからその熱い想いを感じたい人、青春を生きるすべての人に読んでいただきたい本です。全5巻、順次発売!
「一生好きってゆったじゃん」こちらは半年くらい前に弊社から出た横槍メンゴさんの短編集。こちらも油断してると深みにはまって浮かび上がれなくなりそうなくらいある種の業を感じる作品たち。好きな短編集。中でも『Neo Dutch Wife』という短編がとても好きです。泣く。
サンデープレミアムSHOPで見つけた「うる星やつら」の複製原画。自分の担当史上ひときわ輝いている珠玉の回「最後のデート」16ページ+α(カラー複製原画+先生のメッセージ)が届いた。ちょっと今読んでも素晴らしい。高橋留美子先生、流石でサイコーで素敵です。また会いに行きますね!
10月の美女たち by 上條淳士くん。
小学館からなかなか凄い本、出ました。さいとう・たかを先生が少年誌に描かれた劇画の中からあだち充先生が選んだ作品を一冊にまとめた「さいとう・たかを少年劇画 あだち充・選」です。さいとう先生の作品をあだち先生が!ですよっ!あだち先生の解説つきです。いっそ対談もあればよかったなぁ!
もう十月かあ。加速度的に年末が近づく...というわけで、マツオヒロミさんの今月の美女。
サンデーうぇぶりで連載中、古鉢るか( @kovachi_luka )先生の『はなにあらし』という作品を担当することになりました。百合です百合漫画。老脳に鞭打って尽力していく所存です。先生にも迷惑かけないようしっかり編集者やっていかねば。単行本は現在⑧巻まで発売中。そのほか野球漫画も脳内企画中。