小説を書くくせに小説読むのがそんな好きじゃなく、本も電子で別にいいじゃんという雑な思考なのが私は昔からコンプレックスなのだが、「作家の読書道」という本で、多くの作家さんが本への愛ととんでもない読書量と蔵書数を語る中で、岩井志麻子さんの突き抜けたドライさに私は救われた気がしたよ。
姉がなぜか突如漫画にハマり「20世紀少年」を全巻買い揃えたのが私のところに回ってきたのだが、連載時が2000年頃なので「血の大みそか事件」の時の総理大臣がどう見ても元オリンピック組織委員会会長で、20年の時を超えて「こらアカンわー」という感想の臨場感がめっちゃ新鮮。
オアシスのギャラガー兄弟見てると、古い漫画で恐縮だが「アイシールド21」の金剛兄弟をいつも思い出す。 自由奔放でカリスマ性の塊みたいな弟と、その尻拭いをする実直な兄。
最近学童でONE PEACEを読み始めた息子が娘に 「ワン・ツー・ジャンゴでお前は眠る」 ってやってて、その20年前のマニアックすぎるネタ、もう分かるやついねえんじゃねえかな……と思う。死ぬほど懐かしいなワン・ツー・ジャンゴ。
「もうあの学生どう扱っていいか分からない……」と嫁さんがぼやいていて、話を聞くとどうも、厳しい相手には距離を取り、優しく接してくれる相手にだけ甘え倒してくるクソ根性の持ち主っぽかったので、次回からはもう鱗滝さんメソッドでいいんじゃね?とお薦めしておいた。
常識人の話をしても普通で全然面白くないから、世の中には実際の分布以上にやべーやつの話ばっかりたくさん出回ると思うわけで。 ある種のテレビ番組とかTwitterとかって、どっぷり漬かると認知がこの絵みたいになりがちだよなー、と思う。
【ゆる募】 友人が「このダルビッシュの顔を見た時に、日本の妖怪の絵が頭に過ぎったのだが何だったか思い出せない」と言い出し、確かこんな感じの絵といってこの雑コラを送ってきました。 確かに私も、こんな浮世絵どっかで見たような記憶があるんですが……どなたか心当たりありませんでしょうか?
バランスボールに腹ばいで乗って足を上げるやつが何とかできるようになってきたので、これ「ミッションインポッシブルでトム・クルーズがやってたアレ」できんじゃね?と思ってパソコン持ってきてやってみたら3秒でゴロンと横に転がり落ちたのが今日のハイライト。 トム体幹はんぱねえ。
小説を書く人間として「アイシールド21」で最もシビれた台詞は 「ジャンケンでいえばこれ、驚いた事にグーとチョキだけで闘ってたんですよ」 たった一言の比喩で、ここまで的確に凄さを表現できるか? これくらいの台詞を自分でも繰り出せるようになることを目指して、日夜言葉を相手に戦ってます。
源範頼の小説を木曽義仲がツイートし、餓鬼がリツイートするというこの謎すぎる出来事よ……
荒川弘先生は子供3人育てながら漫画連載3本やってる修羅で、自分ごとき凡人とは体も心も構造が違う鉄人であると思ってはなから自分と比較する気も起きないのだが、「銀の匙」最終巻のこれ見て「やっぱ次元が違うぜ百姓貴族」と思った。
風呂入りながら息子が「鬼舞辻無惨ってさぁ、今までに何人の人間を食べたのかなぁ?」と聞いてきたので 「お前、今までに食ったパンの枚数なんて覚えてないでしょ?」 という、古典を引用した教養あふれる小粋な回答をしておいた。
退職まであと2日なのに高齢の後任者が一向に引き継ぐ仕事を覚えないことにブチギレた嫁さんが「私がやってみせて、説明して、自分でやらせてもまだ覚えない」と怒るので「誉めなかったからじゃね?」と言ったら「五十六の部下は言ってもどうせ優秀な若者なんだよ!」と怒られたのが今日のハイライト。