情報の出し方には注意した。 序盤、中盤の会話で安易に情報を明かすと その情報は「設定」として消化される(by担当)。 その指摘を元に、終盤で「驚き」と共に情報を提示できるようにした。 テールリングとか、何で主人公を選んだか とか。 (「父親と姿が被ったから」という理由は、友人の発案)
いちいち「家族が病気で〜…」とか「このネックレスは〜…」とか文字で説明しなくても、1コマ カットを入れれば十分伝わるんだな と。 「テールリング」と「ネックレス」をリンクさせて、主人公がヒロインにシンパシーを感じたのも表現できた。 読者は察しが良いので、いちいち文字で言うと逆にくどい
全体はコミカル調なのに、何かこの辺のシーンが変にシリアスになりそうだったので、全員モヒカンにした。結果的に良かったと思う。作品のテイストを統一するって大事だと思った。 特に自分は、油断するとすぐシリアスになるので。 自分がシリアスをやってもあまり面白くはならない、と最近思う。
シリアス「尻尾を銃にして撃つ」というのは良かったと思う。担当も「オチをつける能力はある」と言ってくれたので、そこはもっと伸ばしていきたい。 ただ、変に真面目なので、ただ無難なオチにならないように。 「ダンダダンみたいな わけわからんけど良い ってのがあるともっと良い」と担当にも言われた。
最後に少しだけサプライズ的な嬉しいシーンにできた…かも。 「続きを見たい」と思わせる終わり方にはできたのかなぁと個人的には思う。 こんな拙い絵でも2位にはなれたのは、そこも大きかったかもしれない。