姫川明 / 姫川 明輝🌟@AkiraHimekawa

【作品紹介】「時空転抄ナスカ」 1997年放映の初の深夜帯アニメのコミカライズ。掲載誌は角川のA-DASH。「ルウ・ガル」連載終了直後に当時編集長の井上さんが「遺跡が出てくるから姫川さんが良いと思って」と振られた仕事。 物凄く難しい題材テーマに漫画にどう落とし込むか構成に悩みに悩んでアニメの通りに描くだけじゃなくインカ文明やペルーや剣道や三島由紀夫の事まで沢山勉強して必死に整合性を繋げてドラマを構成し、キャラクター達が作品の中で「生き切る」事がこの物語の核だとばかりにここまで徹頭徹尾シリアスに徹した作品は後にも先にもこれだけじゃないかと思う。 ラストシーンは有りったけの想いを込めて描いた記憶が今でもまざまざ浮かぶ。 今最後まで生原稿で読み終わったら感動してしまったよ。 が、歯を食いしばって戦い続ける主人公は読んでて辛いものが…。本来はもっと幸せな場面を沢山描きたいものです。 この直後に「時のオカリナ」の仕事が来てゼルダに活かせた部分が沢山あり、そのあまりにも癒された世界観にようやく光の世界に出られた!と当時は感動したものです。