これも一気に読んでしまった。前作もそうだけど、自分を善良と信じるしかない弱い人間の邪悪さの描写がすごい上手い。振り返れば引き返すポイントは幾らでもあるのに、「可哀想な私は仕方なかった」で周りを生贄にしながら突き進む。でも呪いが呼ぶものは人の理など関係なく平等に邪悪なのだ、ていう。

すみせごの贄。短編集は後味が悪いことが多いけど、戸栗魅姫のお話は良かった。一番しんどかったのは火曜夕方の客…。親になってから、特にこういうお話が辛くなってしまった。そして今回も辻村ゆかり先生がやらかしてくれた。この人の能力の正体考えるの楽しい。(ネタバレなので別途どっかで書きたい
