オランダの絵画市場は他とちょっと違っていた。貴族や教会なんかの宗教ではなく、市場で売り買いしていた。貧乏な人も多かっただろうけど、きっと凄く儲かっていた人も多いだろうと思う。古今東西、権力者のパトロンは金を払わないものだ。
この世界はかなり階級社会なので、貧乏な人は偉い人に媚びないと生活が苦しいという現実もある。権力も財産も魔法も一部の独占状態。秩序は安定しているけど、社会としては停滞してる。
ヨーロッパの家は上の階の方が大きかったりするけど、ちゃんと理由があるのだ。今でも昔に作られたオランダの家は傾いてるぞ!
これが最初の大量生産、大量消費だ。工場の始まりが軍服ってのは意外だね
効率化すると生産が増えるというのは、厳密には違うよね。という話。産業の全ての部分で効率化しなければ生産は増えない。だから産業革命は凄いのだ
日本でオランダが特別に取引を許されてたのは、お互いにお酒が好きだったからという俗説が!あったとかなかったとか
・17世紀のコメニウスという人。絵入りの教科書を作った。今も昔も、教育は、体罰か楽しさかで議論していたのだ。この本は今読んでも十分面白い。
オランダが、車も飛行機もない時代に効率的な農業が出来たのは地理的な優位性があったのだ。
国の独立とは一夜にしてはならず。結構色々あったのだ。オラニエ公ウィレムは沈黙公なんて言われてるけど、活発で雄弁な人だったそうだ。オラニエがオレンジの意味なのでオランダはオレンジのイメージカラーによく使ってるよ
よくデッサンというけど、昔の人はこんな感じだそうだ。上手い人の模写と、手とか部位の模写から始める。今とそんなに変わらない気がする。中世の下手な絵な感じは写実的なヌードデッサンの練習をしていなかったというのも要因の一つらしい