連載開始からもう一年…初連載で不安と緊張ばかりの一年でした。 怪獣が好きだからこそ、正統派な怪獣ものは万人受けしにくい無謀な企画であると、心配を抱えたままのスタートでした。それでも少しでも魅力が伝わるように、自分の「好き」のおすそ分けができるようにと最後まで愛情を詰め込みました。

第一話執筆時、第1章のラストは、ナユナとサラが絆を深め、三つ首の大怪獣をやっつける!…という構想が見えていて、そこまで十分に駆け抜けることができたのは嬉しいです。しかし、他に掘り下げる予定でいたものも沢山用意していたので、全てをお見せできないのは正直悔しい所です。

単行本発売時には、構想段階からナユナの声としてイメージしていた、花守ゆみりさんにPVで本当に声を当ててもらえて、こんな幸せ者な新人作家はそういないんじゃないかと思います。作品の為動いてくれた編集部、担当さん方には大感謝しています。

パトレイバー愛蔵版2巻買った。本体表紙のわちゃわちゃ感がめちゃ好き。

20話の小さいこのシーン、実は元々全く別の絵で、手前の本もありませんでした。仕上がった直後くらいに観たウルトラマンタイガのタッコング回があまりに刺激的で、「しまった!原稿に遊び心が足りてない!」と思い急遽変更する流れに(笑)