「めくるめく世界」解説を足します。 原作は、キューバ作家レイナルド・アレナスによって書かれた実在の"異端"宣教師の幻想伝記。作者は当時"違法"だった同性愛の罪に問われ、小説の描写のように投獄を繰り返されています。マンガ化に際し結構翻案しているので、興味が出たら原作も読んでみて下さい。




小説でも執拗な鎖の描写がありますが、短い編で、看守視点はないです。鎖を継ぎ足す方が偏執的にますます鎖を必要とするのが面白く好きだったのでマンガにしました。抑圧する側は自分の抑圧を恐れ、ますます対象を過大に捉え、反対に自分を無力と捉えていきます。それが本作の鎖と自由の関係です。
