夏と言えばホラー、ホラーと言えばちゃおホラーである。 ホラーは極端な話、理屈は二の次で、瞬間的に打ち込まれる強力なショックと常軌を逸したストレンジさえ装備できていれば名作たりえる。 あと個人的には少女ホラーが好物なので、ちゃおホラーは最高!といえるのだった。 #ちゃおホラー
福永まこ「黒ぼうし」 妖精・黒ぼうしと出会った主人公のお話。 福永さんの上手さが随所で光る伏線描写が、繰り返し読むことで確認できるスルメのような一作。少女漫画としてもホラーとしても完成度が非常に高い。
ハラミユウキ「デリシャス☆タピオカ」 今年も元気に登場したタピ岡田。本作の素晴らしい点は、令和にスカムホラーを継承したことにある。これをあと2年くらいみっちり続けて単行本を出すことができればこの作品は"伝説"となるだろう。それだけのポテンシャルをこのシリーズは秘めているのだ。
環方このみ「いないいない、私」 氏の初期傑作「永久おにごっこ」と構成が似ている佳作。画面がスッキリして読みやすい上に恐怖描写もしっかり迫力を持たせており、相変わらずの安定した高いクオリティが窺える。近代少女ホラーの手本というべき一作だろう。
阿南まゆき「アメ」 食べた者の能力をブーストする謎のアメを配る少年。彼に目を付けられた主人公が対価を払い続けアメを受け取っていく欲望因果方ホラー。 阿南氏の欲望系作品はその末路が"徹底的に"描かれるのだが、本作もその類を出ない。必見である。