Mayag@mayag_nya

#NamelessSaga #OC ​誰も彼女の名前を知らず、歳のせいか彼女自身でさえ自分の名前を覚えていない。 手作りのキャンディをクラスの生徒たちに配るのが好きで、彼女の記憶では子供たちのためにキャンディを作るのは当たり前のことらしい。 エランガービンの魔法クラスでは最年長の生徒で、みんなからは「キャンディおばあちゃん」と呼ばれている。 彼女はずっと何らかのために働いていた。暇になったら好きな魔法を学べようと思ってたのに、いつの間にか人生の終わりそうな頃まで働いていた。こうして静かな人生を一人で過ごしたが、最後に安心して魔法を学べたのは幸いだった。より魔法使いらしく見える服を作り、かつて流行していたスタイルの杖を使い、優秀な大魔法使いを目指した。 結局、キャンディおばあちゃんは大魔法使いにはなれなかったが、とても素晴らしい人生を送った。 空き小屋の裏庭には赤いリボンを結んだ小枝が刺さっており、周りにはクラスのみんなが作ったキャンディで山積みになっている。