百機夜行 伍拾捌 雷獣 雷獣(らいじゅう)とは、落雷とともに現れるといわれる日本の妖怪。東日本を中心とする日本各地に伝説が残されており、江戸時代の随筆や近代の民俗資料にも名が多く見られる。一説には『平家物語』において源頼政に退治された妖怪・鵺は実際のところ雷獣であるともいわれる。
百機夜行 陸拾壱 家鳴 家鳴は、各地の伝承にある家や家具が理由もなく揺れ出す現象である。 鳥山石燕の『画図百鬼夜行』では、小さな鬼のような妖怪がいたずらをして家を揺すって家鳴を起こしている絵が描かれている。現代では西洋でいうところのポルターガイスト現象と同一のものと解釈されている。