スコードロン・シュプリーム、たった1冊のイシューの中で銃規制問題を描き、ホモソーシャルやプロパガンダ、ヒーローの人間関係や夫婦生活に突っ込み、ヒーロー対ヒーローの殺し合いまでやり、印象的な幕切れで終わる。これがリミテッドシリーズの12号全てに渡って続くのだから凄いコミックですよ
ドクタースペクトラム、宇宙最強ヒーローの一人であり、プレイボーイのミソジニストであり、リーダーの前では善良な優等生的仮面を被り、子供には真摯で優しく、若い仲間を死なせて後悔に泣く。たった一冊の中で非常に人間臭く、多面的な描かれ方をする
ヤングスコードロン、「ガールパワー」はもちろん「ワンダーガール」のパロディ、ナイトホークの相棒が死んだ後勝手に押しかけて「二代目ファルコン」を名乗るのは「三代目ロビン」のティムだと思うが、「キッドスペクトラム」の該当者が浮かばないな。グリーンランタンにサイドキックのイメージが無い
ヤングスコードロン、「彼らは何者だろう?如何にして驚くべき力を手にしたのだろう?どんな危険が待ち受けているのか?スコードロンファンよ、ページをめくって秘密を見つけよう!」と60年代風の古風なナレーションが付いてるのもパロディの一種だが、デップーがナレーターに逆らい始める仕掛けもある
これは小学校教師の鑑
未読者にもワンピースの世界観が分かりやすいコマ4+1選
「僕は阪神タイガースファンなんですよ」 「まあ!それを言う時は場所を選んだ方がいいですよ!権力者達には読売ジャイアンツのファンが多いんですから!」 アメコミの日本描写でも相当面白い場面の一つ、野球ディストピア国家日本
どうでもいい話なんだけど、「私でも強くなれますか?」の数ページだけ妙に有名な朝昇さんはかなりの強キャラで、 主人公に負けた後も噛ませ犬化せず、実力者の面目を保ち続けている極めてタフな格闘家である事は非読者にあまり知られていない
始まって最初の3コマがこれ #まんがで大切なのはスピード感
「グリモア・ノワール」面白かった。300年前に魔女裁判で11歳の少女が生きたまま水死させられて以来、女性だけが何かしら魔法を持って生まれるようになった町。魔女達が権力を握るようになった街で起きる失踪事件の謎を追う、ファンタジーミステリ。ぼくこういう特殊設定ミステリ大好きなんですよ。
ボーボボ、左右のどっちかからビュティが勢い良く突っ込んでる場面が分かりやすいパブリックイメージとして確立されてるけど、実際ギャグ漫画としては微妙に冷たい反応をおり混ぜてくる時が緩急あって一番面白いんだよな (残念ながら後半に進むに従って塩対応が減ってしまうが……)
ワンピース、主人公がアウトローであるからにはそれなりに反権力、反権威の理由付けが描かれるとは思ったけど、想像以上にディストピアで怖い。軍警察的な海軍士官や公務員サイドにも正義の味方っぽい人割と出てくるけど、やらされる仕事が「歴史学者の殲滅」だったりして無情過ぎる