Amazing Fantasy5号、唸らされたのがこのコマだった。この月と空の色、月明かりに照らされた路地の色だけで「あの夜」に戻ってきた事が分かるんですよね。運命の日、ベンおじさんが死んだ夜の月の色
レミーアの「ホークアイ」誌の過去パートは、後悔が主に扱われる。悪い事を悪い、間違ってる事を間違ってると言えなかった、行動しなかった事によって現状に至った事への後悔。そして未来もまた、同じ事の繰り返し。現在のパート途中で不正を手に余るからと見逃す、誤魔化した事で起きる未来が描かれる
そして未来パートで過去(現在パート)の過ちを正そうとするが、最終的に失敗してしまう。守るべき人が味方だった筈の人に殺される。また後悔の積み重ねか、そう思った時に描かれていた未来が消えていく。現在のホークアイが「俺が間違っていた。やるべ事をやろう」と決意した瞬間に未来が白紙になる
これは小学校教師の鑑
未読者にもワンピースの世界観が分かりやすいコマ4+1選
「僕は阪神タイガースファンなんですよ」 「まあ!それを言う時は場所を選んだ方がいいですよ!権力者達には読売ジャイアンツのファンが多いんですから!」 アメコミの日本描写でも相当面白い場面の一つ、野球ディストピア国家日本
どうでもいい話なんだけど、「私でも強くなれますか?」の数ページだけ妙に有名な朝昇さんはかなりの強キャラで、 主人公に負けた後も噛ませ犬化せず、実力者の面目を保ち続けている極めてタフな格闘家である事は非読者にあまり知られていない
始まって最初の3コマがこれ #まんがで大切なのはスピード感
「グリモア・ノワール」面白かった。300年前に魔女裁判で11歳の少女が生きたまま水死させられて以来、女性だけが何かしら魔法を持って生まれるようになった町。魔女達が権力を握るようになった街で起きる失踪事件の謎を追う、ファンタジーミステリ。ぼくこういう特殊設定ミステリ大好きなんですよ。
ボーボボ、左右のどっちかからビュティが勢い良く突っ込んでる場面が分かりやすいパブリックイメージとして確立されてるけど、実際ギャグ漫画としては微妙に冷たい反応をおり混ぜてくる時が緩急あって一番面白いんだよな (残念ながら後半に進むに従って塩対応が減ってしまうが……)
ワンピース、主人公がアウトローであるからにはそれなりに反権力、反権威の理由付けが描かれるとは思ったけど、想像以上にディストピアで怖い。軍警察的な海軍士官や公務員サイドにも正義の味方っぽい人割と出てくるけど、やらされる仕事が「歴史学者の殲滅」だったりして無情過ぎる