『シャドーハウス』 作・画:ソウマトウ 全身が煤で真っ黒な顔の見えない貴族令嬢と「顔」の役目をする「生き人形」の少女が、一族の存在に疑問を持ち謎に迫る。 不穏な洋館と謎の一族という陰鬱な舞台設定を主人公の明るさと前向きさで良い具合に中和している。

『コブラ』 作・画:寺沢武一 左手にサイコ・ガンを仕込んだ不死身の宇宙海賊コブラが相棒のアーマロイド・レディと共に活躍するスペースオペラ。 痛快の一言に尽きる。読んだことが無い人でも知ってるセリフが大量にあると思う。

『ワンパンマン』 作:ONE 画:村田雄介 定期的に怪人が出現し人類に害をなす世界で、一人の男が趣味でヒーロー活動を行っていた。 無敵の概念が顕現したかのような存在である主人公がどんな怪物もワンパンでぶっ飛ばす。ONE版と村田版がありどちらもそれぞれの良さがある。

『とくにある日々』 作・画:なか憲人 ありきたりな学校生活に見せかけて、意外と普通なことだったり変なことが起こったりする。 完全にそんなことあるわけないだろと言い切れない、絶妙な「ありそうでないようである」学園生活。

『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 - 勇者アバンと獄炎の魔王』 作:三条陸 画:芝田優作 ダイの大冒険で主人公の師として登場した元勇者・アバンと魔王ハドラーとの物語が描かれる前日譚。 断片的に語られていた過去の物語が丁寧に補完されていてダイ大本編の解像度も上がった。