もう7年以上前のイラストだけど、いまだにご依頼の際に希望の方向性としてInstagramから引用いただくことが多い。これらは自由に描いているので面白く見えるかもしれないけれど、描き方そのものが面白いわけではないので、「こんな感じに描いて」の「こんな感じ」が全体のムードなのか、或いは単に顔や服の描き方や、省略度合いなどを含めたタッチなのか、何を指しているのかによって、案件の内容や条件によるけれど、かなり違うものになる可能性もある。 まあ、受注する際に丁寧に確認すれば済む話で、考え込むほどのことではないけれど、全体感を面白いと感じてもらったのに、案件の内容が「その面白さ」を再現できるような内容でなかった時には「ああ…」と思うけど、出来る限りのことはやるしかない。パーソナルワークを参考に提示される場合のイラストレーターあるあるで、まあ誰にでも起こることでしょう。

10年位前の鉛筆画。色々な角度からの「好き」の探求。今仕事で描いているキッチリめの線画とは全然違うけれど、裏では活きているような、そうでもないような。

ウラケン・ボルボックスさんが始められたタグ #着色ビフォーアフター に便乗しまして動物のイラストを。 以前、描き方について少しお話したインタビューもあります。動物の毛のブラシを作ったりとか。

TRANSIT63号の特集「今日の世界」は、カダフィ政権崩壊後、東西に分裂する中でダムの決壊による大規模な洪水被害に見舞われたリビアをテーマにイラストを描きました。 穴が空き水が漏れ出す壁面はリビアの国の形に崩落しています。左下に二分された国旗、右上にはカダフィのグラフィティを配しました。

TRANSIT62号の特集「今日の世界」は、カダフィ政権崩壊後、東西に分裂する中でダムの決壊による大規模な洪水被害に見舞われたリビアをテーマにイラストを描きました。 穴が空き水が漏れ出す壁面はリビアの国の形に崩落しています。左下に二分された国旗、右上にはカダフィのグラフィティを配しました。