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中編小説『猫と王子様』を短期間連載します~ エリルイIF甘々小説です! 1話無料なのでお気軽にどうぞ 固定ポストから読めます!
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『魔法使いの先生』--二人について⑩ 「--静粛に」 凛として、地を這うような重厚な声が大広間に降り注いだ。 騒がしかった会場の温度が、一瞬にして数度下がったかのような静寂。 階段の上からゆっくりと姿を現したのは、天文台の管理者・ソアラだ。
『魔法使いの先生』--二人について⑨ 会場のざわめきは、もはや悲鳴に近いものへと変わっていた。 「……っ、ルイ様に……口づけを……!?」 「あ、あの不届き者は何者なの!?」 貴婦人たちは扇で口元を覆い、文官たちは驚愕のあまり手にしていたグラスを落とす。
『魔法使いの先生』--二人について⑧ ぎゅっと手を握られたまま、ルイは時が止まったように動けずにいた。 けれど、当のジェイドは、ひとしきりルイの顔を見て満足したのか、今度はきょろきょろと広い会場を見回し始めた。
『魔法使いの先生』--二人について⑥ パーティー当日。 豪奢な控えの間には、幾重にも重なる衣擦れの音と、甘い香油の匂いが満ちていた。 数人の侍女たちがルイを取り囲み、流れるような手つきで彼の髪を梳き、白と銀を基調とした礼装の形を整えていく。