一時間半後。
パパンの仕事場。 カメラの中古販売店と掲げつつ、半分は修理の依頼が来る。作業台の向かいに座って世間話をする常連のオヤジが、「そういやジョージ、最近お前のとこの倅見ねぇが、どうした?」と聞いてきたら、寡黙な父はなんと答えるだろう。
かつては父に反発を抱いた時もあった。 けれど今、思い出すのはあたたかな感情。 それをこの人の隣で浸れる、喜びをもって。 そんな話。
その昔適当にクローゼットで済ませようとしていた時からの拗らせ具合たるや。
飽きちゃった。
とある王子のお話。1/2
描くのすごい楽しかった!
八月某日、待宮栄吉。
高尾くんと黒子くん。
洋南小野田くんと荒北さん。
とある騎士科令息と婚約者令嬢の話。 - side 令息 -
「自分が」か「黒子君が」か、「なる」のか「する」のか。
とある王子のお話に纏わる話。