「あなたと寝るのは嫌ではないけれど‥」と渋る芸者。 やはり馴染みに義理を通すべき立場の芸者の身。自分の意思だけで、あなたと枕をともにするのは気が引けて‥と話している。 男は「まあまあ、いいじゃないか」と説得する。春画は交わりの場面だけでなく、このような男女の駆け引きも描かれる。
男色好きの夫をもつ妻の気持ち‥なかなか実感が湧きませんが江戸期には男色も嗜むが、妻もいる男性がいました。 本図は夫が若衆と致しているのを待てず、すり寄る妻と「これで我慢してる」と指弄をする夫が描かれている。 若衆は「さあ、もう終わってよいか」と尻を出して仕舞いになるのを待っている。
妻の湯上がりの玉門の吸い込むような味わいを絶賛する夫。妻「馬鹿を言わず抱きしめておくれ。それまたいきそうな、スウ〜」 女中は障子の穴から夫婦の交わりを見つつ、自分の股を触っている。「誰も見ねえと思ってあの顔。おれを叱る時の顔ときつい違いだ。誰でもいいから大きなものを入れていたい」
男根が抜けなくなることは江戸期にもあったのだろうか?本図は夫婦がいつものように入れたら何故か抜けなくなってしまい、ご祈祷で魔羅を縮めようとしているところです。夫婦は非常に恥ずかしそう。
散々呑んで遊んだ後の部屋の静けさ。 酔って疲れた客と芸者は背中を合わせて横になり煙管を吹かす。 何か弾いてみようかともう一人の芸者が準備をしているところに、男が足を延ばして着物をめくろうとしているように見える。 撥で思い切り叩かれてしまえ。 北尾重政『閨花鳥欅』1781年頃