アグレッシブ烈子のコミック、毎話を違う作者が担当するアンソロジー形式で、カナダの作家ブレンダ・ヒッキー@CrazyAry の担当した話が、絵も物語も良く最も面白かった。社員の満足度の低さが問題視され、職場の環境改善の為に海外から招かれたカレンと、彼女の応対を押し付けられた烈子の交流を描く
「日本から見た欧米の職場」の感覚、文化的ギャップを海外の視点から上手く描いていて、「猫のポスターを貼るべき」というくだりとか笑わされる一方で、トン部長に対して「烈子ら社員は仕事する為にここにいるのだから、お茶汲みみたいな個人的奉仕をさせるな」と物申す場面は痛快でした
「気持ちは有り難いけど、トン部長に二度とああやって突っ掛からないで欲しい」 「でも烈子、貴方の職場の問題はハッキリしてるじゃない!あの男が地位を濫用してるからでしょう。あの男を怒らせたからって何故気にするの?」 「だって私は、あなたと違ってここにずっといなきゃいけないんだから…」
これは小学校教師の鑑
未読者にもワンピースの世界観が分かりやすいコマ4+1選
「僕は阪神タイガースファンなんですよ」 「まあ!それを言う時は場所を選んだ方がいいですよ!権力者達には読売ジャイアンツのファンが多いんですから!」 アメコミの日本描写でも相当面白い場面の一つ、野球ディストピア国家日本
どうでもいい話なんだけど、「私でも強くなれますか?」の数ページだけ妙に有名な朝昇さんはかなりの強キャラで、 主人公に負けた後も噛ませ犬化せず、実力者の面目を保ち続けている極めてタフな格闘家である事は非読者にあまり知られていない
始まって最初の3コマがこれ #まんがで大切なのはスピード感
「グリモア・ノワール」面白かった。300年前に魔女裁判で11歳の少女が生きたまま水死させられて以来、女性だけが何かしら魔法を持って生まれるようになった町。魔女達が権力を握るようになった街で起きる失踪事件の謎を追う、ファンタジーミステリ。ぼくこういう特殊設定ミステリ大好きなんですよ。
ボーボボ、左右のどっちかからビュティが勢い良く突っ込んでる場面が分かりやすいパブリックイメージとして確立されてるけど、実際ギャグ漫画としては微妙に冷たい反応をおり混ぜてくる時が緩急あって一番面白いんだよな (残念ながら後半に進むに従って塩対応が減ってしまうが……)
ワンピース、主人公がアウトローであるからにはそれなりに反権力、反権威の理由付けが描かれるとは思ったけど、想像以上にディストピアで怖い。軍警察的な海軍士官や公務員サイドにも正義の味方っぽい人割と出てくるけど、やらされる仕事が「歴史学者の殲滅」だったりして無情過ぎる