パニッシャー、今月も最高に面白かったね。前号までパニッシャーの妻マリアは異常者の運命に絡め取られた犠牲者みたいに見えていたが、しかし風向きが変わってきた。どこに話が転がっていくのやら
今週のハルク、アーティストのRyan Ottley先生が脚本も絵も担当しているのだが、全く面白かった 全体的にコメディテイストで、ギャグはすげー笑えるし、やたらスケールのでかい謎スポーツも楽しい。
彼らが言う所の昔って多分90年代で(彼らの経歴的にもそれ以上遡らないと思う)、歯を食いしばってデカい銃を振り回してたマッチョヒーロー達の全盛期で、それ自体が保守的なカッコ良さの体現だったんじゃないかな それに比べて今のコミックをパッと見渡した時、絵柄が軟弱でリベラルに見えるのかも
コミックスゲートの王イーサンの絵も、ゲーターの人がシーラのアニメ絵を腐して代わりにお出ししてきた絵も、全体的に懐かしい雰囲気に思う。眺めている内に、実はこれ自体がある種の政治的主張、回帰的願望なのかなと思い至った
これは小学校教師の鑑
未読者にもワンピースの世界観が分かりやすいコマ4+1選
「僕は阪神タイガースファンなんですよ」 「まあ!それを言う時は場所を選んだ方がいいですよ!権力者達には読売ジャイアンツのファンが多いんですから!」 アメコミの日本描写でも相当面白い場面の一つ、野球ディストピア国家日本
どうでもいい話なんだけど、「私でも強くなれますか?」の数ページだけ妙に有名な朝昇さんはかなりの強キャラで、 主人公に負けた後も噛ませ犬化せず、実力者の面目を保ち続けている極めてタフな格闘家である事は非読者にあまり知られていない
始まって最初の3コマがこれ #まんがで大切なのはスピード感
「グリモア・ノワール」面白かった。300年前に魔女裁判で11歳の少女が生きたまま水死させられて以来、女性だけが何かしら魔法を持って生まれるようになった町。魔女達が権力を握るようになった街で起きる失踪事件の謎を追う、ファンタジーミステリ。ぼくこういう特殊設定ミステリ大好きなんですよ。
ボーボボ、左右のどっちかからビュティが勢い良く突っ込んでる場面が分かりやすいパブリックイメージとして確立されてるけど、実際ギャグ漫画としては微妙に冷たい反応をおり混ぜてくる時が緩急あって一番面白いんだよな (残念ながら後半に進むに従って塩対応が減ってしまうが……)
ワンピース、主人公がアウトローであるからにはそれなりに反権力、反権威の理由付けが描かれるとは思ったけど、想像以上にディストピアで怖い。軍警察的な海軍士官や公務員サイドにも正義の味方っぽい人割と出てくるけど、やらされる仕事が「歴史学者の殲滅」だったりして無情過ぎる