3日前のことだけど、早稲田のデッサン講座のコース最終日、帰りに寄った展覧会。精緻極まりない図面、透視図、モダニズムの内実としてのドローイング(デッサン)の数々に心動かされた。
エドワード・ホッパーの制作ノート。律儀。この時点で本画のクオリティが保証されているかのよう。
ロバート・スミッソンのドローイングを探る。
欧米のネオクラシカルというかアカデミック ドローイングのメソッドのBlock inという概念、日本式のデッサンだとまさにその概念が抜け落ちていると思える。
ロシア式デッサン、興味深い(他意はない)。
「静物画」を体系的に論じた本というと、これしか知らない。
アングルのデッサンって、トーン?なにそれ?といわんばかりの感じあるよな。どこまでも線主体のデッサン。ドガに「たくさん線を引きなさい」とアドヴァイスしたのも肯ける。
ロシアのアカデミックドローイングを見ていると"凡庸"の質量ということを考えてしまう。凡庸のレベルの高さとその蓄積の分厚さ。
(前掲のデッサンからスタートして)私が予備校でいかにして石膏デッサンが下手に(苦手に)なっていったか。