今日は仕事で私達世代のレジェンド松苗あけみ先生とお話しする機会をいただいたうえ、超美麗カラー原画を拝見させていただいた。いやもう私が高校生の頃どれほど松苗先生のカラーテクニックに憧れ研究しまくったか。これ、こっちがお金払って見るものですよ先生!!
これ、是非きたがわさんに見せたくて、と松苗先生が持ってきてくださったのが、な、なんと内田善美先生と吉野朔実先生の生原稿!!私が今個展にて細密なイラストを描いているのはまさにこれら先生方の洗礼を十代の時にに受けているからなのだ。
それにしても松苗先生のカラーは美しい。実際私の周りの漫画家友達に今一番原画展で見たい絵の漫画家さんて誰?と聞くとほとんどの人が松苗先生、と言うのだ。これはもう原画展やるしかないですよ先生!私ら世代の漫画読みはみんな観に行くと思いますよ!
伊藤美誠ちゃんのサーブの時のこの感じが好き。
鬼滅の刃のアニメ観終わる。面白い。どなたか30年くらい前の少年ジャンプに描いていた岩泉舞を知らないだろうか?彼女のたとえ火の中…というとても好きだった読み切りをなんとなく思い出した。才能のある人だったが短編集一冊だけ出て終わってしまった。残念。
70年代にはアナログで信じられない細密な絵を描かれる少女漫画家が何人かいた。内田善美先生もそうだが私が筆頭に上げたいのは大矢ちき先生である。漫画家時代もものすごいが、雑誌ぴあに描かれていた頃の細密なイラストはなんだかもうアナログの限界を超えている。
25年前の絵を今のバランスで描き直してみる。何が1番変わったのかというとアゴかも?90年代は私以外の漫画家の絵も比較的アゴがしっかりと長かった気がする。硬いものを食べなくなった現代人はこの先ますますアゴが貧弱になり絵もそれに比例してゆくのかも。
松苗あけみのまんが道でおっそろしく遠い消失点からパースをとって描いたという伝説のコマ、二枚目参照の一コマ目であったと記憶しているのだが、コミックスの際このように描き直してあるのでこれは雑誌で確かめないと分からない(;'∀`)
昨今はは絶滅したが昔は雑誌に二色カラーというものがあった。塗る手間は四色と変わらないくせに原稿料は四色の半分という誰もがやりたくない悪魔のカラーであったヽ('Д`;)ノアゥ...
背景のパースが謎すぎるピンテージ少女漫画。このおおらかさが好きである。
またしても偉大な漫画家の訃報が。思えば小6の頃Dr.スランプの連載が始まって、あまりの絵のうまさとチャーミングさに唖然とした記憶が何十年の時を超えて蘇ってきた。まだお若いのに悲しすぎます鳥山先生… ご冥福をお祈りいたします。 それでは皆さんおやすみなさい🌙