高校生の頃、数ページしか描けなかった未完成のマンガです。 私は「ネームを描く」という知識もなく、ぶっつけ本番で原稿を描いていた「ど素人」でした。 コマの展開はぎこちなく無駄なコマばかり構成されていますが、初心者なんてこんなものなのです。

「描き文字」には様々な役割があります。 その中の重要なものの1つに「読者の視線を誘導する」表現があります。 「描き文字」を使いこなせるようになると、マンガの表現はイキイキとしてきます。


「疾風天国・風のクロノア」でヒーローを目指していたクロノアが「自分はヒーローにはなれない」とあきらめ「ヒロインを目指す」というオチを描きましたが、クロノアファンには叱られたかもしれないなぁ・・と思ってました。 マンガのオチとしては面白いから、私は満足してます(^◇^;)

昔、「COM」という月刊のマンガ専門誌があり、連載されていた手塚治虫「火の鳥」と石森章太郎「ジュン」に「コマ割り方」をかなり影響されました。 「マンガ少年」デビュー作の一部ですが、左のページなんか完全に「火の鳥」に影響されてます。 こうやって「マンガ表現」は進化してきました。


ツイッターで「無駄ゴマ」に関して解説したが伝わらないことがあり、さらに一例を載せて解説したがちっとも伝わらないことがあった。 「無駄ゴマとは何か」の解説にも関わらず、「マンガ表現として好き・嫌い」を語る人がいる事にショックを受けたことがある。

「アイレベル」って何だ?と知らないままマンガを描いていた私です。 基本的な考え方を理解しておくと役に立ちますよ。

「コマ割りの役割」を知っていますか?

集中線には「意味」があります。 それが分からないと、集中線が描き分けられません。 謎のUFOに追われて逃げている人の動きを表す集中線。 人を追っている謎のUFOに視線を集める集中線。

マンガの講師を始めて、何を指導すべきなのかに気付いた私。 学生が描いたマンガにショックを受けた体験が今の私を産みました。

無駄ゴマを分かりやすく説明しようとして例題を紹介すると、全然伝わらない場合がある。 以前「上の方が分かりやすいコマ展開だ」と言い張る人が出てきて、私は唖然としたことがあった。 「伝わらない人」には「伝えようとする努力は不要」と思い始めたのは、この時期以降です。

注意しましょう。 うっかりやってしまう「コマの割り方」です。

何が描かれているのか分からないのは、「マンガ表現の基礎」が理解できていないからです。 定期的にツイートしてます。 初心者はこれが描けないのです。

「アギト」映画化されるようで、コミカライズさせてもらった私としては嬉しいです。 読者の対象が幼かったので複雑なドラマ描けませんでしたが、 最終話で私が伝えたかったメッセージは「人間の力をなめるな!」でした。

歩いていると後ろから声をかけられ、振り向くと、大きな猫が立っていたので驚いて一目散に逃げ出した。 この句読点のつけ方だと「コマ展開」はこんな感じ。

担当付きになったマンガ家志望者の誰もが経験するアレです。 おそらく99%がこの経験をしているはずです。 デビューできないで終了する人も多いのではないだろうか。 「試練」と呼んで良いかも。 今この最中の人、がんばってね💪

セリフで表現したりセリフ読むのが好きという人がいるのは知っていますが、右のように表現するのが「マンガとしての面白さ」を伝える基本です。