赤江瀑著 東雅夫編『天上天下 赤江瀑アラベスク1』(創元推理文庫)をお送りいただきました。決定版傑作選全三巻の第一巻。装幀は山田英春さん、装画は中川学さんです。12月25日発売。
驚いたのは、肥満探偵の嚆矢的に、19世紀末に書かれたヴィルヘルム・ラーベの『ぶたマン 洋上殺人物語』が大きく紹介されていたこと。これ、随分前に何の前知識もなく、ミステリコメディかなと思って読み、奇妙な読後感が未だにふわふわ忘れられない小説でした。
エイドリアン・トミネの自伝コミック"The Loneliness of the Long-Distance Cartoonist"届いた。ゴムバンド付きのモレスキン風装丁がすてき。どの頁も方眼があって、人のノートを覗いてるかのよう。東京のサイン会のエピソード、つらい…。
『SFマガジン』2021年2月特別増大号(百合特集2021)。分厚い。連載第二十九回となる「幻視百景」は、メリー・クリスマス!な感じです。内容はどっちかというと万聖節ですが。
このコマ好き。
『税金で買った本』6巻のように、正しい筆名に気づいてくださる方が増えればうれしいです。
7月2日発売の『オクトローグ: 酉島伝法作品集成』(早川書房)の書影です。装丁は水戸部功さんが手掛けてくださいました。収録作と響き合うデザインで、むちゃくちゃ格好いい…。三つめの画像は、色校を巻いたサンプルです。斜線が銀の箔。
『奏で手のヌフレツン』の見本ができました。むちゃくちゃ格好いい……! 装丁は川名潤さんが手掛けてくださいました。太陽が歩いて巡る空洞世界に住む人々の、数世代にわたる物語です。河出書房新社より12月4日頃発売。
マッテオ・ガローネの「Pinocchio」見たいな。カタツムリの侍女の造形などすばらしい。https://t.co/n5wbH6hALH
ニック・ドルナソ 藤井光訳『アクティング・クラス』(早川書房)、とんでもなく面白かった…。淡々と進んでいくのに、ぞわぞわしっぱなしで引きずり込まれる。世間に馴染めない人たちが、なんとなく参加した演技教室で即興演技の面白さに目覚めていくが、しだいに演技と現実の境目があやふやになり--
挿画がひと通りできた…かも。
背高泡立草と背高泡立僧