『諺臍の宿替』はベストセラーになった滑稽本。江戸期に使われていた諺を面白おかしく描いている。十五編まであり、一冊五匁で販売されたそう。 図は諺の「人を尻に敷く」と「尻の毛むしる」を描いている。「尻の毛むしる」なんて諺は今では聞かないのですが、利用されて全て騙し取られることらしい。
春信は西川祐信の『男色山路露』掲載のこの男色図を参考に描いたのではないかな。 少年「お髭を抜いてあげましょう」 相手「嬉しうござる〜口口〜」 「口と口」とか「口々」はキスのこと。
葛飾北斎の描いた海女と漁師の春画。 いかに性器を目立たせるか‥を考えた結果、この海女のように脚を男の胴体に絡ませる構図が生まれました。 漁師の男は彼女が他の男と浮気したのを見たと口吸いしながら詰め寄っています。