2016 A4の白象紙に鉛筆(シャープペン) 前回のニケ(樹脂製)を、少し角度を変えて描きました。全体に調子を付けたものですが、全てをちまちまと描き込まず、コスチュームの流れなどは線的なタッチで伸びやかに描きました。対象の面の弛みから張りまでのスピード感の違いを意識することも大切です。
2017 A6クロッキー帳に鉛筆 前回のシリーズの一枚です。 ドローイングは上手く描こうとするとびびって下手くそに見えるか、逆にオーバーアクションになります。逆説的に上手く描こうとせず、対象をよく観て感じとったり、イメージを追いかける事の純粋な行為の痕跡が、結果として上手く見えます。
2017 A6クロッキー帳に鉛筆 前回のシリーズの一枚です。 ところで、線、及び絵画の筆致の重要性のみならずその他諸々を大巨匠セザンヌから多くを学びました。セザンヌは最初、へっぽこ絵描きだと思っていました。今日でもセザンヌは難解です。絵画を探求し続けると、その重要性をある時直感します。
制作年(秘密) 40.8×32.3cm 画用紙に鉛筆 ジョルジュ・ルオーの絵画の藝大一年生の時の自由模写です。 ルオーの絵は内側から光を放つ様な純粋な絵です。その様な光を捉えようとしたドローイングです。 人はその時代の価値観等を越えて、普遍的な純粋な心に感動します。
制作年(秘密) 40.8×32.3cm 画用紙に鉛筆 藝大一年時のボス作、悦楽の園の自由模写です。 ルオーの光とポロックの影響の基、この作品を描きました。 ポロックは偶然の効果に酔うことなく、自然の、精神の、何かを感じ絵画として現前させようとしています。効果に酔う二流とは大きく違います。
1974 木炭紙に木炭 高2~高3の春休み中に描きました。 当時はとても下手でした。しかし石膏デッサンはただ写せば良いのだと (悟り?)、そっくりに成るまで描いたつもりです(面取的で硬いですが)。要領が悪く優に100時間以上かかりました。 この自主トレ後、観察力が急にアップし手も速くなりました。
【油絵科2002年・各大学のストライクゾーンの違い】 油絵科の主要大学の受験が始まる。 こんな分析図が出て来た。2002〜2012年迄の変化し続ける動きを年度毎に私が作成して来た。2013年以降は複雑になり過ぎて来たので中断。2002年は各大学の求めるものが明確に違っていたので、生徒に説明する為の物。
前回ツイートの続き。微妙な階調をどの様に捉えればよいか? 画像1の様に円筒でも面取りにすればその領域の明度が分かり易い。画像2はその説明。画像3は面取り的に描いた素描(高2〜高3の春休み)。画像4(2007年)は面を意識した上で滑らかな階調を表現した素描。 2枚共、嘗てツイッター上であげた素描。
【形の確認方法 (形をとる上での注意事項) ※ここでは8つの意識すべき項目を示す】 ●中心軸●骨格●筋肉●動勢(ムーブマン)●円弧●輪切り●箱形●円柱
【3次元の空間軸 (高さ、幅、奥行き) を意識し、2次元の平面の空間軸に落とし込む】 ●パース右(左)上がりの場合、水平方向に狂う。 ※初心者・中級者の殆どが狂う。 ●見上げ、見下げの場合、基本的に下げ振り(糸と重りで垂直を測る道具)は中央以外を測ることは出来ない。
【形の確認方法(形をとる上での注意事項)の第2弾】この項目は少し前、詳細に説明したが簡単に第1弾と合わせてごく基本の16項目の注意事項の纏めとする。 ●明暗の図形 ●点・線・面・立体 ●ネガ・ポジ ●包み込む形 ●比率 ●水平線・垂線(鉛直線と混同しない) ●延長線 ●ボイントの3点を結んた形
ルーベンスの素描と油彩の部分です。 素描は本人が描いたもの。油絵は弟子がこの素描を元に描いたと思われる。 どちらかをあげると言われたら私、素描を貰います。 素描方が、動き、表情に画品がある。そう思うのは私だけでしょうか? 新美油絵科昼間部ではクロッキーの期間です。線は大事な画力です。
2019 30.2×23.7cm 紙にドローイング 生徒2名が私を描きました。作為のない良い線です。 生徒達は最初、海老澤先生と言ってますが、それが海老ちゃんになって、生徒によりますが最後は「エビ!」になります。 舐められていますが、実は嬉しいです。 私、実技指導はしますが人間教育は出来ません。