ブレーツェルは材料に卵や乳製品を使わないため、斎日の食事として宗教的な意味を持っていた。ピーテル・ブリューゲルの「謝肉祭と四旬節の喧嘩」にも、四旬節を象徴する男の足元にブレーツェルが転がっている。
南宋末期の政治家、賈似道は闘蟋の愛好者としても知られ「蟋蟀宰相」の渾名で呼ばれた。唐代以来の闘蟋に関する知識と自身の研究を編纂した「促織経」は、世界で初めてのコオロギ百科事典とされている。
武田信玄の名言として「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」という言葉が伝わるが、実際のところは信玄の父信虎の代に躑躅ヶ崎館の詰城として要害山城が築かれており、また信玄の代では隣国への侵略が主体で防衛にはさほど用心しなくても良かったという事情もある。